スペイン代表、W杯初戦でカーボベルデと0-0ドロー 初出場国が優勝候補を完封

北中米ワールドカップのグループステージ初戦で、スペイン代表がまさかの足踏みとなった。

現地時間6月15日、スペイン代表はワールドカップ初出場のカーボベルデ代表と対戦。試合を通じてボールを保持し、何度も相手ゴールに迫ったものの、最後まで得点を奪えず、0-0のスコアレスドローに終わった。

2010年大会の王者であり、今大会でも優勝候補の一角とみられていたスペインにとっては、重い勝ち点1となった。一方のカーボベルデは、記念すべきワールドカップ初戦で強豪スペインを完封。歴史的な勝ち点1を手にした。

スペインが支配も、最後の一手を欠く

試合は戦前の予想通り、スペインがボールを保持し、カーボベルデが自陣にブロックを敷いて守る展開となった。

スペインはペドリやミケル・オヤルサバル、フェラン・トーレスらが先発。右サイドや左サイドから何度も攻撃を仕掛けた。

前半17分には、マルコス・ジョレンテが右サイドからチャンスを作る。29分にはマルク・ククレジャが攻撃参加からシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

最大の決定機は39分。ロドリの浮き球のパスからククレジャが抜け出し、中央へ折り返すと、フェラン・トーレスがシュート。しかし、ボールはクロスバーを直撃した。

さらにこぼれ球をオヤルサバルがヘディングで狙ったが、カーボベルデGKヴォジーニャが好セーブ。スペインは主導権を握りながら、最後の局面でゴールをこじ開けることができなかった。

カーボベルデの集中した守備とGKヴォジーニャの好守

カーボベルデは、ワールドカップ初出場ながら落ち着いた守備を見せた。

自陣に人数をかけ、スペインのパスワークに対して粘り強く対応。ペナルティエリア内では最後まで集中を切らさず、スペインに自由な形を作らせなかった。

特にGKヴォジーニャの存在は大きかった。

前半アディショナルタイムには、コーナーキックからアイメリク・ラポルトがヘディングシュートを放ったが、ここでもヴォジーニャが立ちはだかった。

スペインが攻め、カーボベルデが耐える。
その構図の中で、カーボベルデは90分を通じてゴールを守り切った。

ヤマル投入もゴールは生まれず

後半に入ってもスペインが攻勢を強めた。

48分、ファビアン・ルイスがペナルティエリア手前からミドルシュート。54分にも再びファビアン・ルイスが積極的にゴールを狙ったが、いずれも得点にはつながらなかった。

試合が膠着する中、スペインは71分にラミン・ヤマルとミケル・メリーノを投入。デ・ラ・フエンテ監督はエース格のヤマルを送り込み、試合を動かそうとした。

ヤマルはドリブルで局面を打開しようとしたが、カーボベルデの守備は最後まで崩れなかった。

結果は0-0。

優勝候補スペインは、初戦で勝ち点3を逃した。

スペイン紙は酷評「多くの疑問」

この結果を受け、スペイン国内メディアからは厳しい声が相次いでいる。

スペイン紙では、初出場国を相手にゴールを奪えなかった内容について、試合運びや監督の采配、攻撃の迫力不足を問題視する論調が目立った。

優勝候補として大会に入ったチームにとって、初戦のスコアレスドローは単なる勝ち点1以上に重い。

相手を押し込みながらも得点できなかったこと。
エース投入後も流れを変え切れなかったこと。
ブロックを敷く相手への攻略策が見えにくかったこと。

スペインにとっては、次戦以降に向けて大きな課題が残る試合となった。

カーボベルデにとっては歴史的な勝ち点1

一方、カーボベルデにとっては歴史的な一戦となった。

ワールドカップ初出場。
その初戦で相手はスペイン。
圧倒的に格上とみられていた相手から、無失点で勝ち点1を奪った。

これは単なる引き分けではない。

守備の集中力、GKの好守、チーム全体の規律が生んだ勝ち点1だ。

今大会初のスコアレスドローとなったこの試合は、カーボベルデの名前を世界に刻む一戦となった。

グループ突破争いにも影響

スペインにとって、初戦で勝ち点3を逃した影響は小さくない。

グループステージでは、初戦の結果がその後の戦い方に大きく影響する。優勝候補であっても、初戦で勝ち切れなければ、2戦目以降にかかるプレッシャーは増す。

カーボベルデは、格上相手に得た勝ち点1を次戦以降につなげられるかが焦点となる。

守備的な戦いで結果を出した一方、今後は勝利を狙う試合でどこまで攻撃に出られるかも問われる。

週刊TAKAPIの視点

この試合は、ワールドカップらしい番狂わせの空気を強く感じさせる一戦だった。

スペインは負けたわけではない。
しかし、優勝候補としては勝たなければならない試合だった。

一方のカーボベルデは、初出場国として最高に近いスタートを切った。相手にボールを持たれても崩れず、最後まで守り切る。派手な勝利ではないが、ワールドカップ初戦でスペインを完封した事実は大きい。

スペインにとっては課題の残る勝ち点1。
カーボベルデにとっては歴史に残る勝ち点1。

同じ引き分けでも、両国にとって意味はまったく違う。

Q&A スペイン対カーボベルデで何が起きた?

Q. 試合結果は?

スペイン代表とカーボベルデ代表の試合は、0-0のスコアレスドローに終わりました。

Q. なぜ番狂わせと言われているのですか?

スペインはワールドカップ優勝経験のある強豪で、今大会でも優勝候補の一角とみられていました。一方、カーボベルデはワールドカップ初出場のため、スペインが勝つと見る声が多かったからです。

Q. スペインはチャンスを作れなかったのですか?

スペインはボールを保持し、何度もチャンスを作りました。フェラン・トーレスのシュートがクロスバーを直撃する場面もありましたが、最後まで得点できませんでした。

Q. カーボベルデの勝ち点1は大きいですか?

非常に大きいです。ワールドカップ初出場・初戦で、優勝候補スペインを相手に無失点で引き分けたことは、歴史的な結果といえます。

Q. スペインの今後の課題は?

ブロックを敷く相手をどう崩すか、決定機をどう得点につなげるか、交代策で流れを変えられるかが課題になります。


【試合結果】
スペイン 0-0 カーボベルデ

【記事情報】
執筆:週刊TAKAPI編集部
担当記者:黒木
編集:成田
確認:週刊TAKAPI編集部

本記事は、試合結果および各種報道内容をもとに構成しています。

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  • 日本と同組のチュニジア、W杯初戦大敗でラムシ監督を解任 20日に日本代表と対戦へ – 週刊TAKAPI

    […] スペイン代表、W杯初戦でカーボベルデと0-0ドロー 初出場国が優勝候補を完封 ワールドカップ特集 […]

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