静岡市で、警察官や郵便局員、クラブのスタッフなどを装った人物から現金をだまし取られる詐欺被害が相次いで発覚した。被害総額は、2件合わせて約5500万円に上る。
Daiichi-TVによると、静岡市葵区に住む70代の男性は、現金約4800万円をだまし取られた。
男性の自宅には2026年5月下旬、郵便局員を名乗る人物から「あなたの名前で現金が入った荷物が送られている」などと電話があった。
その後、警察官を名乗る人物からも連絡があり、「潔白を証明するには警察の調査に協力する必要がある」などと告げられたという。
男性は、自宅に郵送されてきたスマートフォンを使って相手と連絡を取り、指示に従ってインターネット銀行の口座を開設した。
その後、5回にわたって現金を振り込み、合計約4800万円をだまし取られた。
一方、静岡市駿河区に住む40代の男性は、SNSで知り合った女性を装う人物らから、約700万円をだまし取られた。
男性は2025年9月下旬、SNS上で知り合った女性を名乗る人物から「クラブに入らないと会えない」「入会には5000円の支払いが必要」などと持ちかけられた。
その後、クラブのスタッフを名乗る人物から「サイトのデータが壊れた」「後日返金するので、修復に必要な金を立て替えてほしい」などと要求されたという。
男性は2025年10月上旬から2026年6月中旬までの間、複数回にわたって指定された口座に現金を振り込み、合計約700万円をだまし取られた。
警察は「容疑がかかっているので、お金を振り込んでほしい」などと告げる電話は詐欺だとして注意を呼びかけている。
また、SNSなどで知り合い、実際に会ったことのない人物から入会金や立替金などの名目で金銭を要求された場合も、詐欺を疑い、送金する前に家族や警察へ相談するよう求めている。
静岡市では、警察官や金融機関職員を装う特殊詐欺に加え、SNSを悪用した投資詐欺やロマンス詐欺への注意を呼びかけている。
編集部まとめ
2件は手口こそ異なるものの、権威への不安や「会いたい」という感情につけ込み、長期間にわたって送金を繰り返させている点が共通している。
警察や公的機関が、捜査への協力や潔白の証明を理由に口座開設や送金を指示することはない。面識のない相手から金銭を求められた場合は、その場で判断せず、連絡を中断して第三者へ相談することが重要となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
被害額や経緯は、2026年8月4日時点の警察発表および報道内容に基づいています。
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