新歓で救急車を呼ぶ前に|一気飲みと急性アルコール中毒を甘く見ない

4月から5月にかけて、大学では新歓の飲み会が増えます。

新しい友人ができる。
先輩と話せる。
サークルの雰囲気を知ることができる。

飲み会そのものを否定する必要はありません。
20歳以上であれば、友人や先輩とお酒を飲む時間が、大学生活の思い出になることもあります。

ただし、一気飲みと飲酒の強要だけは別です。

「一杯だけ」
「新入生なんだから」
「飲めるでしょ」
「空気を読んで」

この一言で飲ませた酒が、急性アルコール中毒につながることがあります。

急性アルコール中毒は、単なる飲みすぎではありません。
短時間で大量に飲むことで、意識がはっきりしなくなる、何度も吐く、呼吸が弱くなる、体が冷たくなるなど、命に関わる状態になることがあります。

各大学も、新歓期や飲み会の多い時期には、学生に向けて飲酒の注意喚起を行っています。
理由は明確です。一気飲み、飲酒の強要、体調不良の放置が、重大事故につながるからです。

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飲み会で大切なのは、たくさん飲むことではありません。
最後まで自分で帰れる状態でいることです。

20歳未満は飲酒できません。
20歳以上でも、お酒に弱い人、体調が悪い人、薬を飲んでいる人、飲みたくない人はいます。

飲めない人を笑う必要はありません。
コールで飲ませる必要もありません。
断った人にもう一度すすめる必要もありません。

飲み会を楽しくするために必要なのは、酒の量ではありません。
飲まない人をそのまま受け入れる空気です。

次のような様子があれば、すぐに周囲が対応してください。

呼びかけても反応が弱い。
何度も吐いている。
一人で立てない。
呼吸が弱い。
顔色が悪い。
体が冷たい。
眠ったまま起きない。

この状態で「寝かせておけば大丈夫」と判断するのは危険です。

一人にしない。
無理に歩かせない。
吐いたものが詰まらないように注意する。
危険だと思ったら、ためらわず救急要請をする。

新歓の飲み会は、楽しくていい。
でも、救急車を呼ぶ飲み方はいりません。

飲むなら、ほどほどに。
すすめるなら、相手の様子を見て。
断られたら、それ以上すすめない。
酔った人を一人にしない。

新歓で一番大切なのは、盛り上がることではありません。

全員が無事に帰ることです。

Q. 新歓の一気飲みはなぜ危険ですか?

短時間で大量に飲むと、急性アルコール中毒につながることがあります。意識がはっきりしない、何度も吐く、呼吸が弱い、体が冷たいなどの状態は危険です。

Q. 急性アルコール中毒は命に関わりますか?

命に関わることがあります。特に、呼びかけても反応が弱い、眠ったまま起きない、呼吸が弱い、何度も吐く場合は注意が必要です。

Q. 新歓飲み会で周囲が守るべきことは何ですか?

一気飲みをさせないこと、飲めない人にすすめないこと、20歳未満に飲ませないこと、体調が悪い人を一人にしないことです。

Q. 20歳以上なら無理に飲んでも問題ありませんか?

問題があります。20歳以上でも、お酒に弱い人、体調が悪い人、薬を飲んでいる人、飲みたくない人はいます。断られたら、それ以上すすめないことが大切です。

Q. 飲み会で危険な状態だと思ったらどうすればいいですか?

一人にせず、無理に歩かせず、周囲に知らせてください。反応が弱い、呼吸が弱い、何度も吐く、体が冷たい場合は、救急要請をためらわないことが大切です。

参考・出典:公的機関による急性アルコール中毒の注意喚起、各大学の学生向け飲酒注意喚起

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