群馬県太田市市場町の住宅で手塚由佳さん(52)が死亡し、長男(26)も刃物で切りつけられた事件で、長男に対する殺人未遂容疑で逮捕された三原理稀容疑者(30)が、事前に包丁を準備したうえで手塚さん宅を訪れていたとみられることが28日、新たに分かった。
捜査関係者への取材に基づく報道によると、群馬県警は包丁を準備した経緯などから、事件に計画性がなかったか詳しく調べている。
三原容疑者は手塚さんの長女(28)の元夫。27日午後、高崎市内のパチンコ店で発見され、長男への殺人未遂容疑で逮捕された。
事前に包丁を用意して住宅へ向かったか
捜査関係者によると、三原容疑者は事件前に包丁を準備し、手塚さん宅を訪れたとみられている。
現場からは血の付いた包丁が見つかったと報じられており、県警は三原容疑者が準備したとされる包丁との関係や、実際に事件で使用された刃物について調べている。
ただ、事前に準備した包丁と現場から押収された刃物が同一かどうかは、28日時点で明らかになっていない。
県警は刃物を準備した時期や目的、住宅を訪れるまでの行動などを確認し、事件に至った経緯を慎重に調べている。
長男への殺人未遂容疑で逮捕
三原容疑者の逮捕容疑は、25日に太田市市場町の住宅で、手塚さんの長男の頭などを刃物で切りつけ、殺害しようとした疑い。
長男は軽傷だった。
三原容疑者は長男を殺害しようとしたとの趣旨の供述をしていると報じられている。
一方、同じ住宅では手塚さんが倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認された。
司法解剖の結果、手塚さんの死因は出血性ショックで、全身には十数カ所の傷があったとされる。
手塚さん殺害への関与もほのめかす
捜査関係者によると、三原容疑者は、手塚さんが死亡した事件についても関与をほのめかす趣旨の供述をしているという。
ただし、28日時点で三原容疑者が逮捕されているのは、あくまで長男に対する殺人未遂容疑。
手塚さんに対する殺人容疑で逮捕された事実は確認されていない。
県警は供述内容と現場の状況、押収物などを照合し、手塚さんが死亡した経緯についても三原容疑者との関連を調べている。
公開手配から約1日で逮捕
事件は25日正午過ぎに発生した。
帰宅した長女と長男が住宅内で三原容疑者と鉢合わせし、その後、長男が刃物で切りつけられたとみられている。
三原容疑者は現場から逃走。長女が住宅内で母親の手塚さんを発見し、110番通報した。
県警は26日、長男への殺人未遂容疑で逮捕状を取り、三原容疑者を公開手配した。
27日午後2時すぎ、高崎市内のパチンコ店にいる三原容疑者を捜査員が発見し、逮捕した。公開手配から逮捕までは約1日だった。
事件前にはDVなどの相談
事件前には、長女側から群馬、栃木両県警に対し、三原容疑者とのDVやトラブルについて複数回相談が寄せられていたとされる。
事件前日の24日には、太田署が長女に対し、三原容疑者に知られていない場所へ避難するよう指導していたとも報じられている。
今後は事件そのものの捜査に加え、相談を受けた警察側がどのような危険性を把握し、どのような安全確保策を取っていたのかも確認が必要になる。
捜査の焦点
捜査では、三原容疑者が包丁を準備した時期や理由、事件当日の行動を含め、住宅を訪れるまでの経緯が詳しく調べられるとみられる。
また、三原容疑者が手塚さんの死亡にどのように関与したのかについては、供述だけでなく、現場の状況や凶器、鑑定結果など客観的な証拠による裏付けが重要になる。
現段階で「計画性があった」とする見方は捜査関係者への取材に基づくもので、裁判所が認定した事実ではない。
編集部まとめ
長男への殺人未遂容疑で逮捕された三原理稀容疑者について、事件前に包丁を準備して手塚さん宅を訪れていたとみられることが新たに明らかになった。
三原容疑者は手塚さん殺害への関与もほのめかしているとされるが、28日時点で確認されている逮捕容疑は長男に対する殺人未遂に限られる。
県警は包丁を準備した経緯や事件当日の行動を調べるとともに、手塚さん死亡との関連について慎重に裏付けを進めている。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
この記事は2026年9月28日時点で確認された公開報道および捜査関係者への取材に基づく報道をもとに構成しています。
三原理稀容疑者の逮捕容疑は、手塚由佳さんの長男に対する殺人未遂です。手塚さんに対する殺人容疑で逮捕されたとの情報は28日時点では確認されていません。
「事前に包丁を準備した」「計画性を捜査している」「手塚さん殺害への関与をほのめかしている」との内容はいずれも捜査関係者への取材をもとに報じられたもので、裁判で確定した事実ではありません。
長女と長男については実名を掲載していません。

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。