盗撮行為をしていた男性に対し、「カネだ、100万円」などと言って現金を脅し取ろうとしたとして、いわゆる「盗撮ハンター」とみられる男が警視庁に逮捕されました。
恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、野村裕章容疑者です。
警視庁によりますと、野村容疑者は去年5月、東京・台東区の浅草寺で、女性を盗撮していた50代の男性に対し、「お前、盗撮していただろ」「カネだ、100万円」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。
一方で、野村容疑者自身も、翌月に浅草寺で修学旅行中の女子生徒を盗撮したとして逮捕されていました。
警視庁が押収したスマートフォンを調べたところ、今回の恐喝未遂事件が発覚したということです。
警視庁の調べに対し、野村容疑者は「盗撮した者を捕まえたが、カネは要求していません」と話し、容疑を否認しているということです。
“正義”を装った恐喝か、捜査が続く
今回の事件では、盗撮行為を見つけた側が、相手に現金を要求した疑いが持たれています。
盗撮は重大な性加害であり、被害者の尊厳や安心を大きく傷つける行為です。
しかし、盗撮を理由に相手を脅し、金銭を要求すれば、それ自体が別の犯罪に問われる可能性があります。
いわゆる「盗撮ハンター」と呼ばれる行為は、表向きには盗撮を摘発するように見えても、実際には示談金名目などで金銭を要求するトラブルにつながることがあります。
盗撮を発見した場合には、個人で相手を追い詰めたり、金銭を要求したりするのではなく、警察や施設管理者に通報することが重要です。
本人も盗撮容疑で逮捕
さらに今回の事件では、野村容疑者自身も盗撮容疑で逮捕されていた点が注目されます。
警視庁は、押収したスマートフォンの解析を進める中で、恐喝未遂の疑いを把握したとみられます。
今後は、現金要求の有無、当時のやり取り、スマートフォン内の記録、ほかにも同様の行為がなかったかなどが捜査の焦点になります。
本記事は、警視庁発表および報道内容をもとに構成しています。性被害に関わる事案のため、被害者の特定につながる情報や詳細な被害描写は控えています。逮捕容疑は現時点のものであり、刑事裁判で有罪が確定するまでは推定無罪の原則が適用されます。

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