愛知県小牧市に本社を置く大手機械メーカー「CKD」の子会社で、元経理責任者の男が会社の資金を着服したとして逮捕された。警察は、着服した金が競馬の賭け資金に使われた可能性があるとみて、金の流れや使途を詳しく調べている。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、CKDの子会社「CKDグローバルサービス」の元社員で、経理責任者だった本高正明容疑者(60)。同社は損害保険関連の業務などを扱うグループ会社とされる。
警察によると、本高容疑者は今年1月から4月にかけて、18回にわたり会社の口座から自身の口座へ資金を送金し、あわせておよそ1600万円を着服した疑いが持たれている。
会社側は、同様の不正が約5年半にわたって続いていた可能性があるとみており、把握している被害総額はおよそ1億7800万円に上るという。本高容疑者は先月30日付で懲戒解雇された。
本高容疑者は4月下旬、自ら警察に出頭したとされる。警察は、会社口座から個人口座への送金履歴、経理処理の記録、社内での承認体制などを確認し、着服の詳しい経緯を調べている。
焦点となるのは、なぜ長期間にわたって不正な送金が見過ごされたのかという点だ。経理責任者という立場上、資金管理や帳簿処理に関与できる権限があったとみられ、チェック体制が十分に機能していたのかが問われる。
大手メーカーグループの子会社で明らかになった今回の横領事件は、単なる個人の不正にとどまらない。経理担当者に権限が集中していなかったか、送金承認や残高確認が複数人で行われていたか、内部監査が実効性を持っていたかなど、企業ガバナンスの問題にも波及する可能性がある。
警察は、着服金が競馬資金に充てられた可能性も含め、金の使途や余罪の有無、被害総額の全容解明を進めている。
特記事項:本記事は、警察発表、会社側の公表内容および地元報道を基に構成しています。容疑者の認否、着服金の使途、被害総額、社内調査の詳細については、今後の捜査や発表により内容が更新される可能性があります。
編集部まとめ
愛知県小牧市の大手機械メーカー「CKD」の子会社で、元経理責任者の男が会社資金およそ1600万円を着服した疑いで逮捕された。会社側は、約5年半で総額およそ1億7800万円の不正があった可能性を把握しており、男を懲戒解雇している。警察は、着服金が競馬資金に使われた可能性も含め、金の流れや社内の管理体制を調べている。
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