佐賀県唐津市で6月15日夕方、中学1年の男子生徒(12)が川遊び中に溺れ、死亡する水難事故が起きた。
事故があったのは、唐津市相知町相知を流れる厳木川。
午後5時40分ごろ、一緒にいた同級生の男子生徒から「12歳の男の子が川に沈んでいる」と119番通報があった。
消防と警察が現場に駆けつけ、約30分後の午後6時10分ごろ、川の中から男子生徒を発見。男子生徒は心肺停止の状態で病院に搬送されたが、午後7時ごろ、死亡が確認された。
同級生5人と川へ 周囲に大人はいなかったか
警察と消防によると、男子生徒は当時、同級生5人と一緒に川で遊んでいたとみられている。
6人は手をつないで川に入った直後、男子生徒が沈んだという。
現場周辺に大人はいなかったとみられ、男子生徒に目立った外傷は確認されていない。
警察は水難事故として、当時の水深、川の流れ、子どもたちが遊んでいた場所の状況を詳しく調べている。
夏目前の悲劇 「浅い川」でも命を奪う危険
川は、見た目が穏やかでも急に深くなる場所がある。
表面上は流れが弱く見えても、足元では流れが速くなっていることもある。子どもが一度バランスを崩せば、自力で戻れなくなる危険がある。
特に、子ども同士だけの川遊びでは「みんな一緒だから大丈夫」「手をつないでいるから安全」という思い込みが事故につながることがある。
各地で水難事故への警戒が高まる中、夏休みを前にした時期の事故として、改めて注意が必要だ。
唐津市教委も水辺の危険性を指導へ
唐津市教育委員会は、学校を通じて水辺の危険性について改めて指導を徹底する考えを示している。
川、海、池、用水路などは、子どもだけで近づかせないことが重要だ。
遊び慣れた場所でも、その日の水量や流れ、天候によって危険度は変わる。
編集部まとめ
12歳という幼い命が、放課後の川遊びで失われた。
楽しいはずの時間が、一瞬で取り返しのつかない事故に変わった。
川遊びでは、必ず大人が付き添うこと。
子ども同士だけで水辺に行かせないこと。
浅く見える場所でも、流れと深みを甘く見ないこと。
今回の事故は、家庭、学校、地域すべてに向けた重い警鐘である。
コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。