転倒した高齢男性を背負って交番へ 久留米大4年の岩切直大さんに感謝状、福岡県警久留米署

福岡県警久留米署は4日、転倒していた高齢男性を救助したとして、久留米大学商学部4年の岩切直大さん(22)に感謝状を贈った。

岩切さんは4月16日午後6時25分ごろ、福岡県久留米市東町を自転車で下校していた際、近くで転倒していた高齢男性を発見した。

岩切さんは男性に声をかけて状態を確認したうえで、約60メートル先にある西鉄久留米駅前交番まで男性を背負って運び、警察官に引き渡したという。

大きな事故や二次被害を防いだ冷静な対応に、警察から感謝の意が示された。

下校中に転倒した高齢男性を発見

岩切さんは当時、自転車で下校中だった。

その途中、転倒している高齢男性を見つけ、すぐに声をかけた。

高齢者が屋外で転倒した場合、けがの有無だけでなく、車や自転車との接触、体調不良、意識の変化など、さまざまな危険が考えられる。

岩切さんは、その場で見過ごすことなく男性を助け、近くの交番へ連れて行く判断をした。

現場から西鉄久留米駅前交番までは約60メートル。短い距離に見えても、転倒した高齢者を背負って運ぶことは簡単ではない。

それでも岩切さんは、男性を警察官に確実に引き渡すまで対応した。

久留米署長「このような若者が地域にいることは心強い」

感謝状を手渡した那須重人署長は、岩切さんの行動について「介抱してくれたことで大きな事故を防げた。このような若者が地域にいることは心強い」と感謝を述べた。

警察官を目指しているという岩切さんは、「助けることに必死だった。今後も困っている人がいたら助けたい」と話している。

とっさの場面で困っている人に声をかけ、交番まで運ぶという行動は、誰にでも簡単にできることではない。

地域の安全は、警察や行政だけで守られているわけではない。通学中や通勤中、買い物の途中など、日常の中で異変に気づいた人の一歩が、大きな事故を防ぐこともある。

高齢者の転倒、見かけた時に大切なこと

高齢者が路上で転倒している場面に遭遇した場合、まずは安全確認が重要になる。

道路上や車道近くであれば、周囲の車や自転車に注意しながら、無理のない範囲で声をかける必要がある。

意識がはっきりしない、強い痛みを訴えている、頭を打った可能性がある、立ち上がれないといった場合は、無理に動かさず、119番や警察への通報を優先することも大切だ。

今回のケースでは、近くに交番があり、岩切さんが男性を警察官に引き渡したことで、早期の保護につながった。

週刊TAKAPIの視点

事件や事故のニュースが続く中で、こうした地域の善意のニュースは、社会に必要な明るい話題でもある。

転倒した高齢者を見つけ、声をかけ、背負って交番まで運ぶ。

言葉にすると簡単に聞こえるが、実際にその場で行動に移すには勇気がいる。

岩切さんの行動は、困っている人を見かけたときに「自分にできることをする」大切さを示している。

警察官を目指す若者が、日常の中で人を助けた今回の出来事は、地域の安心につながる一歩だった。

Q&A 久留米大生への感謝状で何があったのか

Q. 誰が感謝状を受けたのですか?

久留米大学商学部4年の岩切直大さん(22)が、福岡県警久留米署から感謝状を贈られました。

Q. 何をしたのですか?

下校中に転倒していた高齢男性を発見し、声をかけたうえで、約60メートル先の西鉄久留米駅前交番まで背負って運びました。

Q. いつ起きた出来事ですか?

2026年4月16日午後6時25分ごろ、福岡県久留米市東町で起きた出来事です。

Q. 警察はどう評価していますか?

久留米署長は、岩切さんの介抱によって大きな事故を防げたとして感謝を述べています。

Q. 岩切さんは何と話していますか?

岩切さんは「助けることに必死だった。今後も困っている人がいたら助けたい」と話しています。


【記事情報】
執筆:週刊TAKAPI編集部
担当記者:黒木
編集:成田
確認:週刊TAKAPI編集部

本記事は、警察発表および報道内容をもとに構成しています。救助された高齢男性のプライバシーに配慮し、個人が特定される情報は記載していません。地域の安全と見守りの大切さを伝える観点から作成しています。

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