台風6号「チャンミー」は6月3日午前、東海・関東に接近し、大雨と暴風による影響が広がっている。午前10時ごろには静岡県御前崎市の南南西約50キロ付近を東北東へ進み、中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートルの勢力を維持。11時現在も東海地方を中心に強い雨雲がかかり続けており、浸水、河川増水、土砂災害への厳重な警戒が必要となっている。
東海地方では朝から非常に激しい雨が断続的に降った。三重県尾鷲市では24時間雨量が535ミリを超え、静岡県稲取では1時間に66ミリの猛烈な雨を観測。静岡市南部や伊東市では大雨による危険度が高まり、低い土地の浸水、道路冠水、河川の急な増水に注意が必要な状況となっている。
関東地方でも雨雲が発達し、神奈川県東部を中心に線状降水帯が発生する恐れがある。東京都心、神奈川、千葉では朝から雨風が強まり、昼過ぎまで大雨のピークが続く見込み。総雨量は東海で400ミリを超え、関東の山沿いでも200ミリから300ミリに達する恐れがある。川沿い、崖の近く、地下施設、アンダーパス周辺では早めの安全確保が求められる。
交通機関にも大きな影響が出ている。台風接近が朝の通勤・通学時間帯と重なり、JR東日本管内を中心に在来線や新幹線で遅延、運休、行き先変更が相次いでいる。東海道線、中央線、湘南新宿ラインなどでも影響が出ており、航空便の欠航も続いている。各交通機関は最新の運行情報を確認し、不要不急の移動を控えるよう呼びかけている。
停電も広がっている。午前10時現在、東京電力管内では約9300戸が停電し、千葉県で約5300戸、茨城県で約1230戸、栃木県で約930戸など、関東を中心に影響が確認されている。強風による倒木や枝折れ、電線への接触などが原因となっている可能性があり、復旧作業が進められている。
現時点で東海・関東における大規模な人的被害は確認されていない。ただ、雨のピークが過ぎた地域でも、地盤が緩んだ場所や増水した河川では危険が残る。自治体から避難情報が出ている地域では早めに安全な場所へ移動し、河川、用水路、海岸、崖の近くには近づかない判断が必要だ。気象庁や自治体は、最新の気象情報と避難情報を確認し、命を守る行動を最優先にするよう呼びかけている。

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