「金を引き出す仕事をしてもらう」などと伝え、当時19歳の男に闇バイトを紹介した疑いで、男女2人が逮捕されました。
逮捕されたのは、村山勝哉容疑者と小園琉依愛容疑者です。
警察によりますと、2人は2025年4月から5月までの間、当時19歳の男に対し、犯罪に関わるいわゆる闇バイトを紹介した疑いが持たれています。
村山容疑者らは、茨城県内の飲食店にこの男を呼び出し、「本当に何でもできるのか」「やる覚悟はあるのか」などと確認したとされています。
その後、SNSで「金引き出す仕事してもらうから」「役は出し子をやってもらうから」などとメッセージを送ったということです。
この男はその後、紹介された別の人物の指示を受け、現金937万円を不正に引き出したとして立件されました。
警察は、背後に指示役がいるとみて調べています。
実行役を集める「紹介役」か
今回の事件で焦点となるのは、逮捕された2人が、犯罪の実行役を集める「紹介役」として関与した疑いがある点です。
闇バイトをめぐっては、SNSなどで高額報酬をうたい、若者を特殊詐欺や強盗、出し子などの犯罪に引き込むケースが相次いでいます。
「出し子」とは、詐欺などでだまし取られた金をATMなどから引き出す役割を指します。
実際に被害者と接触しない場合でも、犯罪で得た金を引き出す行為に関われば、重大な刑事責任を問われる可能性があります。
SNS勧誘と指示役の解明が焦点
警察は、村山容疑者らがどのような経緯で19歳の男を勧誘したのか、また、紹介先とされる人物や指示役との関係を調べています。
闇バイト事件では、勧誘役、連絡役、実行役、指示役が分かれていることがあり、末端の実行役だけでなく、背後のグループの解明が重要になります。
今回も、SNSでのやり取りや金の流れ、関係者のつながりが捜査の焦点になるとみられます。
警察は、同様の勧誘を受けた人物がほかにもいないか、余罪の有無も含めて調べる方針です。
本記事は、警察発表および報道内容をもとに構成しています。逮捕容疑は現時点のものであり、刑事裁判で有罪が確定するまでは推定無罪の原則が適用されます。

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