大阪府河内長野市で6月25日夕方、私立清教学園中学・高校の生徒を乗せたスクールバスが対向車線側へ進入し、乗用車やバイクなど計6台が絡む多重事故が発生した。後続の報道では、負傷者は中高生を含む18人に上るとされ、警察は居眠り運転の可能性も視野に事故原因を調べている。
事故が起きたのは午後6時20分ごろ、河内長野市高向の国道170号、大阪外環状線の交差点付近。スクールバスは南向きに走行中、交差点で対向車線側へ斜めに進入し、右折待ちの車列に衝突したとみられる。現場は信号のある片側3車線道路で、当時は雨が降っていたとの証言もある。
バスには中学生12人、高校生3人の計15人が乗車していた。事故では、生徒のほか、周辺車両の運転者らも搬送され、バイクを運転していた20代男性が重傷を負った。命に別状はないとされるが、通学中の生徒を乗せた車両が一般車両を巻き込んだ事故として、影響は大きい。
過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されたのは、和歌山県橋本市に住む父川隆司容疑者67歳。事故直後は「なぜ逆走したかわからない」と話していたが、その後の捜査で、新たに「寝落ちした可能性がある」と供述したことが明らかになった。父川容疑者は釈放され、現在は在宅で捜査が続いている。
現場に明確なブレーキ痕が確認されていないことから、警察は事故直前に回避操作が取られなかった可能性を重視している。今後は、運転手の体調、勤務状況、運行前の点呼、休憩時間、委託業者の安全管理体制が焦点となる。
清教学園は河内長野市にある中高一貫の私立校で、事故を起こしたバスは学校が委託した運行業者の車両だった。父川容疑者は学校の直接雇用ではなく、外部業者の運転手として勤務していた。
スクールバスは、生徒を毎日預かる「移動する通学空間」でもある。運転手個人の注意義務だけでなく、学校、委託先、運行会社が安全確認をどこまで徹底していたのかが問われる。
高齢運転手が増える中、通学輸送の現場では、健康確認、疲労管理、休憩体制、委託運行の安全基準を見直す必要がある。今回の事故は、学校送迎バスの安全を制度面から点検する重大な警鐘となった。
編集部まとめ
大阪府河内長野市で、清教学園の生徒を乗せたスクールバスが対向車線側へ進入し、計6台が絡む多重事故が発生した。負傷者は中高生を含む18人に上り、バイク運転手の男性が重傷を負った。運転手は新たに「寝落ちした可能性がある」と供述しており、警察は居眠り運転の可能性や運行会社の管理体制を調べている。
特記事項:本記事は、警察発表、学校側説明、公開情報、各社報道をもとに週刊TAKAPI編集部が整理・構成しました。容疑は捜査段階のものであり、詳しい事故原因や責任の所在は今後の捜査で明らかになる可能性があります。
週刊TAKAPI編集部/成田
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