2026年9月19日に開幕した第20回アジア競技大会(愛知・名古屋2026)は10月4日、最後まで残っていた障害馬術を終え、全競技の日程を終了した。
日本代表「TEAM JAPAN」が獲得したメダルは、金83個、銀95個、銅91個の計269個。これまで最多だった1994年広島大会の218個を51個上回り、日本のアジア大会史上最多となった。
金メダルも、1966年バンコク大会の78個を60年ぶりに更新。地元開催となった愛知・名古屋大会で、日本代表はメダル総数、金メダル数の双方で歴史を塗り替えた。
日本の最終メダル数は269個 中国に次ぐ2位
最終的なメダル上位は、中国が金169・銀89・銅83の計341個、日本が金83・銀95・銅91の計269個、韓国が金39・銀43・銅68の計150個となった。
日本は金メダル数で中国に次ぐ2位。メダル総数でも中国に次ぐ269個となった。
金メダル83個 60年ぶりに日本記録を更新
今回、特に大きな記録となったのが83個の金メダルだ。
これまで日本の最多記録は、1966年バンコク大会で獲得した78個だった。
10月3日に行われた柔道男女混合団体決勝で、日本がカザフスタンを破って3連覇を達成。この金メダルが今大会79個目となり、60年間残っていた記録を更新した。
その後も金メダルを積み上げ、最終的に83個まで伸ばした。
メダル総数も史上最多 広島大会218個を51個上回る
メダル総数の269個も過去最多となった。
従来の最多は、同じ自国開催だった1994年広島大会の218個。
今回はこれを51個上回った。
金メダルだけでなく、銀95個、銅91個を含め、幅広い競技で日本選手が表彰台に立ったことが今回の特徴といえる。
前回杭州大会188個から81個増 金メダルは52→83個
前回の2023年杭州大会と比較すると、数字の変化はさらに鮮明になる。
杭州大会で日本は金52個、銀67個、銅69個の計188個だった。
今回は269個となり、前回から81個増加した。
金メダルだけを比較しても、
杭州大会 52個
↓
愛知・名古屋大会 83個
と、31個増えた。
自国開催という環境の中、日本勢が前回大会を大幅に上回る成績を残した。
陸上は32個 金10個を獲得
競技別でも日本勢の活躍が相次いだ。
陸上競技では金10個を含む計32個のメダルを獲得した。
男子3000メートル障害の三浦龍司をはじめ、日本勢が次々と表彰台入り。
男子800メートルでは落合晃が大会新記録で優勝し、この種目では日本勢として1962年以来、64年ぶりの金メダルとなった。
男子1600メートルリレーでも日本が金メダルを獲得した。
柔道は14個 混合団体3連覇が「記録更新の金」に
柔道では計14個のメダルを獲得した。
大会終盤の男女混合団体では、日本が準々決勝でウズベキスタン、準決勝でモンゴルを破り、決勝ではカザフスタンに4―0で勝利。
2018年大会から3大会連続優勝を達成した。
そして、この優勝による金メダルが日本にとって大会79個目となり、1966年大会の78個を超える歴史的な一つとなった。
競泳37個、体操15個、レスリング15個 幅広い競技でメダル
競泳では37個、体操では15個、レスリングでも15個のメダルを獲得した。
競泳男子400メートル個人メドレーでは、愛知・豊川高校の小島夢貴が金メダルを獲得。
男子400メートルメドレーリレーでは日本が3分28秒70の日本新記録をマークして銀メダルを獲得するなど、地元に縁のある選手の活躍もあった。
サッカー女子は金、男子は銀
団体競技でも日本勢はメダルを獲得した。
女子サッカーは金メダル、男子サッカーは銀メダル。
男子は10月3日に豊田スタジアムで行われた決勝で韓国と対戦したが敗れ、準優勝となった。
バレーボールは男女とも銀メダル、野球も銀メダル。ソフトボール女子は金メダルを獲得した。
東三河・田原市でも歴史的な金 五十嵐カノアと池田美来が優勝
週刊TAKAPIとして特に注目したいのが東三河で開催された競技だ。
田原市ではサーフィン競技が行われ、男子の五十嵐カノア、女子の池田美来がそろって金メダルを獲得した。
2人はこの結果により、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を条件付きで獲得した。
世界トップレベルの選手が東三河の海を舞台に競い、日本選手が男女そろって頂点に立ったことは、田原市にとっても大会を象徴する出来事となった。
11歳が金メダル eスポーツでも新たな歴史
新しい競技でも歴史が生まれた。
eスポーツの「ぷよぷよ」では、11歳の栗原悠輝が金メダルを獲得。
日本勢としてeスポーツ初のアジア大会金メダルとなった。
伝統的な競技だけでなく、新しい競技でも日本勢が結果を残したことは、今回の大会を振り返る上で見逃せない。
32年ぶりの日本開催 愛知・名古屋がアジアスポーツの中心に
日本で夏季アジア大会が開催されたのは、1994年広島大会以来32年ぶり。
愛知・名古屋大会は9月19日から10月4日まで16日間にわたって開催された。大会公式サイトでも競技結果や大会の様子が公開されている。
名古屋だけでなく、豊田、岡崎、常滑、田原など愛知県各地が競技会場となった。
「愛知・名古屋」という大会名称以上に、県内各地域が国際総合スポーツ大会を支えた16日間だった。
