事件・事故|富山県高岡市|2026年10月17日
週刊TAKAPI 編集部
富山県高岡市の公立中学校に侵入し、生徒の上履きの中敷き4組を盗んだとして、富山県警高岡警察署は10月17日、市内に住む無職の男(35)を建造物侵入と窃盗の疑いで緊急逮捕した。
県内では、女子生徒の上履きから中敷きだけが盗まれる被害が相次いでおり、KNB北日本放送の調べでは少なくとも14の高校で被害が確認されている。
警察は男の侵入経路や動機を調べるとともに、相次ぐ窃盗事件との関連も視野に捜査している。
午前4時、学校付近のスクーターが発見のきっかけに
逮捕されたのは、高岡市明園町に住む無職、松崎大介容疑者(35)。
警察によると、松崎容疑者は10月16日午後7時ごろから17日午前4時ごろまでの間に、高岡市内の公立中学校に侵入し、生徒の上履きの中敷き4組を盗んだ疑いが持たれている。
事件が発覚するきっかけとなったのは、学校付近に止められていた1台のスクーターだった。
17日午前4時ごろ、警戒中の警察官が公立中学校近くの路上に駐車されているスクーターを発見。その後、スクーターに戻ってきた松崎容疑者に職務質問したところ、所持品から上履きの中敷き4組が見つかったという。
警察の調べに対し、松崎容疑者は学校に侵入して下駄箱から中敷きを盗んだことを認める供述をしている。
無施錠の窓から侵入か 下駄箱の中敷きを狙った疑い
警察は、松崎容疑者が施錠されていなかった掃き出し窓から校舎内に侵入したとみて調べている。
今回盗まれたとされるのは、上履きそのものではなく、靴の内部に敷かれている中敷き4組だった。
なぜ中敷きを狙ったのか、特定の生徒の持ち物を選んでいたのかなど、詳しい動機は現時点で明らかになっていない。
また、侵入した学校の名称や、被害に遭った生徒の詳しい情報についても、確認できた報道では公表されていない。
学校施設への無断侵入に加え、生徒の私物が盗まれたとされる今回の事件。学校側の施錠管理や、夜間の防犯体制についても検証すべき点が残されている。
富山県内14高校で中敷き盗難 女子生徒を狙った被害が相次ぐ
今回の逮捕で注目されるのが、富山県内で相次いでいる同様の窃盗被害との関係だ。
KNB北日本放送は、県内の高校で女子生徒の上履きの中敷きだけが盗まれる事件が相次いでいると報道。昨年度からの被害校は少なくとも14校に上り、今年度だけでも13校、少なくとも35人の被害が報じられている。
さらに、県西部の複数の中学校でも類似の被害が発生しているという。
被害に遭った生徒の中には、下駄箱を開けること自体に不安を感じている生徒もいると報じられている。
学校という日常的な生活空間で私物を盗まれることは、物品の損失だけではなく、生徒の安心感にも影響する問題だ。
一連の事件との関連は未確定 警察が余罪を捜査
高岡警察署は、松崎容疑者に余罪がある可能性も視野に捜査を進めている。
ただし、県内の高校や中学校で相次いでいる中敷き盗難事件のすべてに、松崎容疑者が関与したと確認されたわけではない。
今後の焦点は、押収品と過去の被害との関連、各学校への侵入方法の共通性、犯行動機などにある。
県内の被害状況が広範囲に及ぶだけに、今回の逮捕をきっかけとして、未解決の窃盗事件の捜査がどこまで進むか注目される。
学校の防犯体制にも課題 夜間の侵入をどう防ぐか
今回、警察が侵入経路とみているのは、鍵がかかっていなかった掃き出し窓だ。
仮にこの経路が捜査で裏付けられれば、夜間の施錠確認や施設管理のあり方も重要な検証対象となる。
学校は生徒が日常的に利用する場所であり、下駄箱には個人の持ち物が保管されている。防犯カメラや施錠点検などの対策を講じる際には、生徒のプライバシーとの両立も欠かせない。
現時点で学校側の管理上の責任が認定されたわけではないが、再発防止のためには、侵入を許した経緯を具体的に確認する必要がある。
週刊TAKAPI LEAKS|情報提供
学校での不審者侵入、盗難、防犯対策の不備、学校・教育委員会の対応などに関する情報を受け付けています。
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週刊TAKAPIは、警察の捜査状況や学校施設の防犯対策について、今後も公表情報を確認していく。
なお、逮捕は有罪を意味するものではなく、刑事責任については今後の捜査・司法手続きによって判断される。
取材・資料確認日:2026年10月17日 記事更新日:2026年10月17日 担当:週刊TAKAPI編集部

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