鹿児島県霧島市の温泉施設で行方不明になっていた、熊本県八代市の田中嶺臣ちゃん(5)の捜索中に、遺体のようなものが見つかった。
発見されたのは17日午前10時ごろ。現場は、温泉施設の近くを流れる天降川周辺で、警察と消防が身元の確認を急いでいる。
嶺臣ちゃんが行方不明になってから、この日で27日目。発見されたものが嶺臣ちゃんと関係しているかどうかは、現時点では確認されていない。
約70人態勢の捜索中に発見
17日は、警察と消防あわせて約70人が天降川周辺を捜索していた。
午前10時ごろ、捜索隊から「遺体のようなものを発見した」との報告が入り、警察などがただちに現場の確認を開始した。
警察は発見場所の状況を詳しく調べるとともに、身元の確認を慎重に進めている。
正式な確認結果は明らかになっておらず、嶺臣ちゃんとの関連については断定できない状況だ。
6月21日、温泉施設で突然姿消す
嶺臣ちゃんは6月21日、家族と霧島市内の温泉施設を訪れていた際、行方が分からなくなった。
施設の近くには天降川が流れていることから、警察は川へ転落した可能性もあるとみて、消防などと連携しながら捜索を続けてきた。
地上からの捜索だけでなく、川の流れや水位、下流域の状況も確認し、手がかりを探していた。
これまでの捜索には、延べ数百人規模が参加している。
父親も川に入り、手がかりを探す
嶺臣ちゃんの父親はこれまで、頭のようなものが川に流されていくのを見たと説明している。
父親自身も川に入り、警察や消防とともに捜索に参加。両親は現場に通い続け、情報提供を呼びかけてきた。
家族がわずかな手がかりを求め続けるなか、捜索27日目に入った17日、遺体のようなものが発見された。
発見の一報を受け、現場では警察と消防が緊迫した状況のなかで確認作業を進めている。
最大の焦点は身元の確認
現在、最も大きな焦点となっているのは、発見されたものの身元だ。
警察は発見場所や周辺の状況を確認したうえで、必要な鑑定などを進めるとみられる。
嶺臣ちゃんと確認された場合、行方不明から27日目での発見となる。
一方、正式な身元確認が終わるまでは、嶺臣ちゃんとの関連を断定することはできない。警察は家族の心情にも配慮しながら、慎重に確認を進める方針だ。
27日間続いた捜索が重大局面へ
行方不明から27日間、警察、消防、家族らは天降川周辺を中心に捜索を続けてきた。
今回の発見により、捜索は重大な局面を迎えた。
今後は身元の特定に加え、発見場所まで流された可能性や、行方不明当日の状況についても詳しく調べられる見通しだ。
警察は確認結果が判明し次第、発表するとみられる。
記事要点
鹿児島県霧島市の温泉施設で行方不明になっていた田中嶺臣ちゃん(5)の捜索中、17日午前10時ごろ、天降川付近で遺体のようなものが見つかった。行方不明から27日目で、当日は警察と消防約70人が捜索していた。現時点で身元は確認されておらず、警察が嶺臣ちゃんとの関連を慎重に調べている。
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