酒気帯び運転で摘発され、免許を取り消された後も車で通勤していた。
愛知県豊橋市は17日、豊橋市民病院に勤務する20代の女性看護師を懲戒免職処分にしたと発表した。女性看護師は飲酒運転で処分を受けた後、無免許の状態で再び車を運転し、警察に摘発されていた。
テキーラを飲んだ後に自家用車を運転
豊橋市によると、女性看護師は今年2月、市内のスナックでテキーラを2分の1ショット飲んだ後、自家用車を運転した。
警察に酒気帯び運転で摘発され、その後、運転免許の取り消し処分と罰金30万円の略式命令を受けた。
飲酒量の多少にかかわらず、酒を飲んだ後にハンドルを握った結果、免許を失う事態となった。
免許を失った後も車で通勤
ところが、問題はそこで終わらなかった。
女性看護師は今年5月、免許取り消し期間中にもかかわらず、車を運転して通勤。一時不停止などで再び警察に摘発され、無免許運転が発覚した。
酒気帯び運転で摘発されてから、無免許運転で再び摘発されるまで約3カ月。行政処分を受けた後も運転を続けていたことから、豊橋市は市職員としての信用を大きく損なう行為と判断した。
市の調査に対し、女性看護師は「深く反省している」と話しているという。
飲酒運転から無免許運転へ 繰り返された法令違反
今回の懲戒免職は、一度の交通違反だけを理由としたものではない。
酒気帯び運転で摘発され、免許を取り消された後も無免許で車を運転し、再び警察に摘発された。一連の経緯には、最初の摘発を受けても運転をやめなかったという重大な問題がある。
豊橋市民病院は地域医療を担う市立病院であり、そこで勤務する職員による度重なる法令違反は、病院だけでなく豊橋市への信頼にも影響する。
豊橋市は再発防止に取り組むとしている。処分の公表だけで終わらせず、飲酒運転防止の指導や、免許取り消しとなった職員の通勤手段を確認する仕組みが機能していたのかも検証する必要がある。
編集部まとめ
酒気帯び運転で免許を失った後も、無免許で車を運転して通勤し、再び摘発された今回の事案。問われているのは、最初の摘発後も運転を続けたという事実だ。
本人が「深く反省している」と説明しても、繰り返された法令違反によって失われた行政と病院への信頼は、言葉だけでは回復しない。豊橋市と豊橋市民病院には、同様の事案を二度と起こさないための具体的な再発防止策が求められる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:本記事は豊橋市の発表および各社報道を基に構成しています。処分対象者を特定する個人情報は掲載していません。
記事要点
豊橋市民病院の20代女性看護師は、今年2月に酒気帯び運転で摘発され、免許取り消し処分と罰金30万円の略式命令を受けた。その後も今年5月、無免許の状態で車を運転して通勤し、一時不停止などで再び警察に摘発された。豊橋市は17日、一連の行為が市職員としての信用を損なったとして、女性看護師を懲戒免職処分とした。
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