豊橋市で、障害福祉サービスの更新手続きに使う医師の意見書が不正に書き換えられていたことが分かった。
豊橋市は17日、福祉部に所属する非常勤の女性事務職員2人を、減給1カ月・10分の1の懲戒処分にした。
2人は、医師の意見書が提出期限に間に合わない場合、過去の書類をコピーし、日付を変更して更新手続きに使用していたという。
2020年ごろから日付を変更
市によると、不適切な処理は2020年ごろから行われていた。
障害福祉サービスの更新には、利用者の状況などを記した医師の意見書が必要となる。
しかし、医療機関からの提出が期限に間に合わない場合、職員2人は以前提出された意見書をコピーし、日付部分を書き換えて市の手続きに使用していた。
市は、医師が新たに作成した書類ではない意見書を使用した行為について、服務規律に反すると判断した。
職員2人「サービスを途切れさせないため」
市の調査に対し、職員2人は「利用者の福祉サービスを途切れさせないためだった」と説明している。
今回の行為は、職員が個人的な利益を得ることを目的としたものではなく、障害福祉サービスの継続を優先した対応だったとされている。
一方、医師の意見書は、利用者の状態や必要な支援を判断するための重要な資料となる。
市は、目的にかかわらず、正式な手続きを経ていない書類の変更は認められないとして、懲戒処分を決定した。
2人を減給1カ月・10分の1
豊橋市は17日、非常勤職員2人を、それぞれ減給1カ月・10分の1とした。
市は、不適切な書類処理が行われた経緯を確認するとともに、再発防止に取り組むとしている。
現時点では、書き換えられた意見書の件数や、対象となった利用者の人数、サービスの支給決定に影響があったかどうかなど、詳しい内容は明らかにされていない。
今後は、書類の確認方法や、意見書が期限までに提出されない場合の対応手順を見直せるかが焦点となる。
長期間見つからなかった理由も焦点
今回の問題では、職員2人が不適切な処理を始めた経緯に加え、2020年ごろから続いていた行為が、なぜこれまで確認されなかったのかも問われる。
医師の意見書を受け付ける際の確認体制や、過去の書類との照合がどのように行われていたのか、市側の説明が待たれる。
利用者のサービス継続を目的とした対応であっても、行政手続きでは書類の正確性が求められる。
豊橋市には、対象件数や利用者への影響を確認したうえで、具体的な再発防止策を示すことが求められる。
編集部まとめ
豊橋市の非常勤職員2人が、障害福祉サービスの更新に必要な医師の意見書をコピーし、日付を変更していた。2人はサービスを途切れさせないためだったと説明しているが、市は正式な手続きに反する行為として減給処分とした。今後は、書き換えられた書類の件数や利用者への影響、長期間発見されなかった原因について、市がどこまで明らかにするかが注目される。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項:本記事は豊橋市の発表および各社報道を基に構成しています。書類の件数、対象となった利用者数、サービスへの影響については、現時点で詳細が公表されていません。
記事要点
愛知県豊橋市は、障害福祉サービスの更新に必要な医師の意見書をコピーし、日付を変更していた非常勤の女性事務職員2人を減給1カ月・10分の1の懲戒処分にした。市によると、不適切な処理は2020年ごろから行われ、2人は利用者のサービスを途切れさせないためだったと説明している。変更された書類の件数や利用者への影響など、詳しい内容は現時点で明らかになっていない。
事件・事故、学校問題、行政などに関するタレコミ・リーク・情報提供は、週刊TAKAPI公式LINEまたは各種SNSのDMからお寄せください。情報提供者のプライバシーに十分配慮し、秘密を厳守します。
サイト訪問者数

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。