環境省の水質調査で愛知県が全国3位に
2026年に公表された環境省の海水浴場水質調査をもとにしたランキングで、「水質B・C」と判定された海水浴場の割合が高い都道府県が話題となっています。
ランキングでは北海道が2年連続で1位となり、続いて神奈川県、そして愛知県が全国3位という結果になりました。
ただし、このランキングは「海が汚い県」を決めるものではありません。あくまでも環境省が実施した水質調査の結果をもとに、B・C判定となった海水浴場の割合を比較したものです。
「水質B・C」とは?
海水浴場の水質は、環境省が以下の4段階で評価しています。
- AA(非常に良好)
- A(良好)
- B(やや良好)
- C(基準は満たすがAA・Aより低い)
B・C判定だからといって遊泳禁止というわけではありません。
2026年の調査では、「遊泳不適」と判定された海水浴場は全国で0か所でした。
愛知県が全国3位となった理由
愛知県には三河湾や伊勢湾など、波が穏やかな「閉鎖性海域」が多くあります。
こうした海域では、
- 河川から栄養分が流れ込みやすい
- 潮の流れが外洋より緩やか
- 港湾や都市部に近い場所が多い
といった地理的な特徴があり、COD(化学的酸素要求量)の数値が高くなりやすい傾向があります。
そのため、水質B・C判定となる海水浴場が比較的多くなっています。
愛知県でB・C判定となった主な海水浴場
- 大野海水浴場
- 三河大島東浜海水浴場
- 西浦温泉海水浴場
- 内海海水浴場
いずれも毎年多くの観光客が訪れる人気の海水浴場であり、通常どおり海水浴を楽しめる場所です。
北海道・神奈川県が上位となった背景
北海道(1位)
35か所中18か所がB・C判定となり、2年連続で全国1位となりました。
神奈川県(2位)
前年7位から順位が上昇。逗子海水浴場や三浦海岸などでB・C判定が増えました。
都市部に近い海水浴場が多く、閉鎖性海域の影響を受けやすいことも要因と考えられます。
ランキングを見る際の注意点
今回のランキングは、「海が汚い県」を決めるものではありません。
評価は主にCODなどの水質指標によるもので、地形や潮の流れ、河川からの流入など自然条件も大きく影響します。
また、2026年の調査では遊泳不適の海水浴場はなく、多くの海水浴場で安全に遊泳できます。
編集部考察
「愛知県の海は汚い」と誤解されがちですが、今回のランキングはあくまで環境省の水質評価に基づくデータです。
愛知県は三河湾や伊勢湾という閉鎖性海域を抱えており、外洋に面した海水浴場とは異なる環境にあります。そのため、自然条件の影響でB・C判定が増えやすい傾向があります。
一方で、内海海水浴場や西浦温泉海水浴場などは毎年多くの観光客が訪れる人気スポットで、適切な管理のもと海水浴を楽しむことができます。
ランキングだけで判断するのではなく、水質調査の基準や地域の特性を理解したうえで海水浴場を選ぶことが大切です。
よくある質問(Q&A)
まとめ
2026年の環境省水質調査では、「水質B・C」の海水浴場割合が高い都道府県として、北海道、神奈川県、愛知県が上位となりました。
しかし、このランキングは「海が汚い都道府県ランキング」ではなく、水質調査の評価結果を比較したものです。
海水浴を楽しむ際は、ランキングだけにとらわれず、最新の水質情報や現地の安全情報を確認し、安全に夏のレジャーを楽しみましょう。
特記事項
- 本記事は、環境省が公表した2026年の海水浴場水質調査および各種報道をもとに編集部が作成しています。
- ランキングは「水質B・C」と判定された海水浴場の割合を集計したものであり、「海が汚い都道府県」を決定するものではありません。
- 海水浴場の水質は、天候や潮流、降雨などの自然条件によって変化する場合があります。
- 2026年の調査では、「遊泳不適」と判定された海水浴場はありません。
- 海水浴へお出かけの際は、最新の水質情報や遊泳情報、天候、ライフセーバーの配置状況などを各自治体・海水浴場の公式発表でご確認ください。
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