2026年7月28日午後4時27分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測した。
気象庁によると、震源の深さは約10キロ。熊本県内で震度7を観測したのは、2016年の熊本地震以来となる。
被害は県内の広い範囲に及び、住宅の倒壊や閉じ込め、火災、停電、交通機関の運休が相次いでいる。
家屋倒壊15件、閉じ込め約30件
熊本県警によると、午後6時までに救助を求める110番通報が約20件寄せられた。
少なくとも約15件の家屋倒壊が確認され、約30件の閉じ込め情報も入っている。県内では複数の火災も発生しており、警察や消防、自衛隊が救助活動を続けている。
嘉島町のイオンモール熊本では建物の2階部分が崩落し、内部に多数の人が取り残されている可能性がある。消防が現場で捜索と救出を進めているが、被害人数の全容は明らかになっていない。
済生会熊本病院に60人以上が来院
熊本市南区の済生会熊本病院には、救急外来を含め60人以上が来院した。
病院側は、心停止の状態で搬送された人もいると明らかにしている。けがの程度や人数の内訳については、確認が続いている。
氷川町の八代北部地域医療センターでも、50人以上のけが人を受け入れているという。医療機関では多数の負傷者への対応が続き、今後さらに搬送者が増える可能性がある。
熊本城の石垣崩落 貨物車両も脱線・横転
熊本城では、石垣の一部が崩れた。
鉄道にも大きな影響が出ており、JR九州は九州新幹線全線で運転を見合わせている。JR八代駅の構内では貨物車両が脱線して横転したが、けが人はいないという。
高速道路でも複数の区間で通行止めが続いている。
九州電力送配電によると、午後8時時点で熊本県内のおよそ4万7000戸が停電している。
自衛隊約3600人態勢で救命・救助
政府は、高市早苗首相を本部長とする非常災害対策本部を設置した。
木村敬熊本県知事は自衛隊に災害派遣を要請。自衛隊は約3600人態勢で、倒壊した建物の捜索や救命・救助活動を進めている。
気象庁は、今後1週間程度は同規模、またはそれ以上の強い地震が起きる可能性があるとして警戒を呼びかけている。
編集部まとめ
熊本県内では家屋倒壊や多数の閉じ込め、負傷者の搬送、停電、交通障害が相次ぎ、被害の全容はまだ分かっていません。損傷した建物や塀、斜面には近づかず、余震と猛暑による熱中症の双方に警戒してください。救助を待つ方々の一刻も早い救出を願います。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項:本記事は発生当日の速報情報を基に構成しています。倒壊件数、閉じ込め件数、搬送者数、停電戸数などは今後の正式発表で変更される可能性があります。
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