愛知県警は30日、大規模なスマートフォン窃盗事件に関与したとして、兵庫県に住むベトナム国籍のチャン・ヴァン・フン容疑者(20)を窃盗などの疑いで逮捕しました。
警察によりますと、チャン容疑者は仲間と共謀し、2025年11月、携帯電話会社のオンラインショップで本物の契約者になりすまし、住所変更や購入手続きを不正に進め、スマートフォン2台、あわせて約34万円相当をだまし取った疑いが持たれています。
この事件では、すでに受け取り役とみられる男女4人が逮捕されていて、チャン容疑者はその上位に立つ指示役や、報酬の支払い役を担っていた可能性があるということです。
県警が重くみているのは、1件の被害だけではありません。
捜査関係者によりますと、チャン容疑者らが関与したとみられるグループは、同様の手口で少なくとも約9億円分にのぼるスマートフォンを不正に入手した疑いがあるとみられています。オンライン上で契約者情報を悪用し、配送先の変更や購入手続きを繰り返す手口で、短期間のうちに被害が拡大した可能性があります。
被害総額が約9億円規模に達した疑いがあることから、愛知県警は、単発の窃盗事件ではなく、役割分担のある組織的犯行だった可能性が高いとみて、グループの実態解明を進めています。
警察はチャン容疑者の認否を明らかにしていません。
今後は、指示系統や報酬の流れのほか、個人情報の入手経路、なりすましに使われた契約情報の管理実態、さらに余罪の有無についても詳しく調べる方針です。
オンライン契約の利便性が広がる一方で、その仕組みを逆手に取った犯行が大規模化した形で、デジタル時代の新たな犯罪リスクとして波紋を広げそうです。
編集部まとめ
愛知県警は、オンラインショップを悪用したスマートフォン窃盗事件で、ベトナム国籍の20歳の男を逮捕しました。県警は、グループによる被害が少なくとも約9億円分にのぼるとみていて、組織的犯行の全容解明を急いでいます。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項:被害総額の約9億円は、警察が現時点で把握しているグループ全体の見立てであり、今後の捜査で増減する可能性があります。逮捕段階の情報であり、刑事責任が確定したものではありません。
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