名古屋名物「みそかつ」で知られる矢場とんが、愛知県清須市春日に新ブランド「矢場とん ぶーちゃんハウス」をオープンする。
開業日は当初、2026年9月10日を予定していたが、名古屋市内をはじめとする豪雨の被害状況を受けて延期。9月18日(金)午前11時に変更された。
新店舗は、矢場とんのマスコットキャラクター「ぶーちゃん」を主役にした、同社初のコンセプトショップとなる。
矢場とん「ぶーちゃんハウス」が清須市春日に誕生
「ぶーちゃんハウス」がオープンするのは、愛知県清須市春日砂賀東145。
矢場とんが2026年4月に新設した製造工場の1階を活用する。定番のみそかつを提供するだけでなく、キャラクター、グッズ、展示、イベントを組み合わせた体験型店舗として整備された。
店内はピンクを基調とし、テーブルや椅子、壁面など随所に「ぶーちゃん」をデザイン。フォトスポットや展示スペース、専用ステージも設けられている。
矢場とんは、飲食店の枠を超え、買い物やキャラクターとの触れ合いも楽しめる地域の交流拠点を目指すとしている。
開業日は豪雨の影響で9月18日に延期
当初の開業予定日は9月10日(木)だった。
しかし矢場とんは9月9日、名古屋市内をはじめとする豪雨の被害状況を踏まえ、来店客や地域住民、従業員の安全を優先するとして延期を発表した。
変更後の開業日時は次の通り。
オープン日時:2026年9月18日(金)午前11時
公式発表によると、今回の変更は安全面を考慮したもので、店舗そのものの開業計画が中止されたわけではない。
定番みそかつに加えて「ぶーちゃんシェイク」も
飲食スペースでは、矢場とんを代表するみそかつのほか、「ぶーちゃんハウス」でしか味わえない限定メニューも用意される。
報道によると、定番の「わらじとんかつ定食」を矢場町本店より割安な価格で提供するほか、イチゴの風味とチョコレートパフを組み合わせた限定商品「ぶーちゃんシェイク」も登場する。
通常の矢場とん店舗とは一部異なるメニュー構成となり、入口付近の券売機で食券を購入し、料理の受け取りや食器の返却を利用客が行うセルフサービス方式が採用される。
約100種類の「ぶーちゃんグッズ」を展開
店内には、矢場とん各店でも販売されている商品を含め、約100種類のぶーちゃんグッズを集めた売り場も設けられる。
取り扱われる主な商品は、ぬいぐるみ、Tシャツ、文房具、アクリルスタンド、キーホルダー、ステッカー、カードケースなど。キャラクター「ぶーちゃん」を前面に押し出した、矢場とん最大級のグッズ展開となりそうだ。
専用ステージでは今後、「ぶーちゃん」とのグリーティングや、オリジナル曲に合わせたダンスなどのイベントが予定されている。詳しい開催日時は、矢場とんの公式SNSで随時告知される。
「ぶーちゃん」は矢場とん創業当時から続くキャラクター
「ぶーちゃん」のルーツは、矢場とん創業当時に使われていた「横綱ぶた」と呼ばれるキャラクターにある。
長年、看板や商品、グッズなどに登場してきたが、「ぶーちゃんハウス」では脇役ではなく、店舗全体の主役に据えられた。
矢場とんは2027年に創業80周年を迎える。今回の新ブランドは、老舗のみそかつ店がこれまで蓄積してきたキャラクター資産を、次の成長につなげる取り組みともいえる。
なぜ矢場とんはキャラクター型店舗を始めるのか
「食べる店」から「訪れる目的のある店」へ
一般的な飲食店では、来店の最大の目的は料理となる。一方、「ぶーちゃんハウス」は食事に加えて、写真撮影、グッズ購入、展示、イベント参加という複数の目的を用意している。
矢場とんの鈴木拓将代表は、名古屋中心部の店舗より来店客数が少なくなることも想定しながら、客にゆっくり過ごしてもらい、キャラクターとともに新しい挑戦ができる店をつくりたいとの趣旨を説明している。
編集部の考察
今回の新ブランドには、みそかつという商品だけに依存せず、「矢場とんそのものを好きになってもらう」狙いがあると考えられる。
キャラクターを目的に来店する人が食事を楽しみ、みそかつを目的に訪れた人がグッズやイベントに興味を持つ。両者をつなげることで、従来とは異なる若年層やファミリー層との接点を増やせる可能性がある。
駅前や繁華街ではない製造拠点に人を呼び込めるか、イベントが一過性に終わらず再来店につながるかが、今後の注目点となりそうだ。
「ぶーちゃんハウス」店舗概要
店舗名:矢場とん ぶーちゃんハウス
オープン日:2026年9月18日(金)
営業時間:11:00~21:00
所在地:愛知県清須市春日砂賀東145
電話番号:052-325-8810
定休日:なし
席数:54席
駐車場:あり
予約:不可
個室:なし
バリアフリー:対応(車いす用昇降機あり)
※営業時間や営業日は変更される場合があります。来店前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
※本記事は公開されている企業情報、報道内容、地域特性、市場動向などをもとに編集部が独自に考察した内容です。企業や関係者が公表している出店理由・経営方針を断定するものではなく、一部に編集部の見解や推測が含まれます。最新かつ正確な情報は、各企業・自治体の公式発表をご確認ください。
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週刊TAKAPI編集部:黒木
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