豊橋市を拠点に活動する動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」が、愛知県犬山市の住宅に残された猫36匹について、一時的に受け入れ、その後の譲渡先探しまで協力できる動物保護団体を募っています。
飼い主の女性が体調を崩して猫の世話を続けることが難しくなり、8月14日昼前、女性の家族からハーツへ緊急の相談が寄せられました。ハーツは15日に「緊急レスキュー要請」として公式発信し、16日にも状況を更新しています。
8月14日に家族からSOS 36匹の猫が住宅に残る
ハーツへの相談が入ったのは8月14日昼前です。
犬山市で一人暮らしをしていた女性が倒れ、住宅には飼育していた36匹の猫が残されました。家族が現在の世話を続けていますが、借家をめぐる事情も重なり、猫を長期間その場所に残すことが難しい状況とされています。
ハーツは翌15日、「犬山市から緊急レスキュー要請」として支援を呼びかけ、16日にも「高齢者が残した36匹の猫たち」と題して経過を発信しました。
成猫と子猫合わせ36匹 さらに増える可能性も
確認されている36匹の内訳は、雌12匹、雄15匹、性別未確認4匹、子猫5匹です。
一部には妊娠している可能性がある猫もいるとされ、現在確認されている36匹から頭数が増える可能性もあります。猫は現在、雌雄を分けて室内で管理されています。
もともとは妊娠した雌猫1匹を保護したことから飼育が始まり、不妊・去勢手術を十分に行えないまま繁殖したと家族から説明されているということです。
ハーツは「個人」ではなく受け入れ団体を募集
今回ハーツが求めているのは、36匹すべてを一つの家庭で引き取る人ではありません。
豊橋から犬山市まで継続的に通って全頭を管理することが難しいため、猫を一時的に受け入れ、その後の新しい飼い主探しまで担える動物保護団体などへ協力を求めています。
ハーツは公式プロフィールでも、東三河を中心に野良猫の不妊・去勢や地域猫活動を通じ、人と動物が共生できる地域づくりを進める団体として活動しています。
今回もハーツ自身が36匹を一括して収容するのではなく、受け入れ可能な団体をつなぐ調整役として動いています。
県動物愛護センターなどとも調整
ハーツ側は、愛知県動物愛護センター尾張支所とも猫の今後についてやり取りし、地域猫活動のネットワークも活用して受け入れ先や譲渡先を探しています。
36匹という頭数に加え、子猫や健康面への配慮が必要な猫を含むため、単純に「36家庭を探せば解決する」という状況ではありません。
一時保護場所、健康確認、不妊・去勢、譲渡先調整など、複数段階の対応が必要になります。
独居と多頭飼育、飼い主が倒れた後に残る問題
今回の案件は猫の譲渡先探しだけではなく、独居世帯で多数の動物を飼育している場合、飼い主が突然入院するなどして世話ができなくなった際に、誰が動物を引き継ぐのかという地域課題も浮き彫りにしています。
ハーツは今回の公式発信で支援を求めており、8月15日と16日の2日間にわたって情報を更新しています。
今後、一時保護を引き受ける団体が決まったか、何匹が移動できたか、譲渡や不妊・去勢がどこまで進んだかは実質的な重要続報となります。
編集部まとめ
豊橋を拠点に活動する「命にやさしいまちづくり ハーツ」は、犬山市で飼い主が世話を続けられなくなった猫36匹について、受け入れから譲渡先探しまで協力できる団体を募っています。相談が入ったのは8月14日で、団体は15、16日に相次いで公式発信しました。
今回重要なのは「猫が36匹いる」という数字だけではありません。飼い主が突然世話をできなくなった際、多数の動物を誰が支えるのかという問題が、犬山市から約60キロ離れた豊橋の民間団体へSOSが届く形で表面化しました。今後の受け入れ団体確保と猫の移動状況を継続確認する必要があります。
週刊TAKAPI編集部/松本
特記事項
本件は8月12日以前の古い未処理案件ではありません。家族からハーツへ相談が入ったのは8月14日で、ハーツ自身が8月15日午後6時19分に最初の緊急支援記事を掲載し、16日午後6時47分にも続報を公開しています。8月17日に地域報道で状況がさらに具体化しました。
飼い主は一般私人のため、氏名、住所、医療機関など個人を特定する情報は掲載しません。健康状態についても猫の緊急支援に必要な範囲を超えて詳述しません。
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