【徳島・上勝】19歳作業員が鉄塔から転落死 落雷点検後の降下中、防止器具は発見時に外れた状態

徳島県上勝町で鉄塔の点検後に降下していた19歳男性作業員が転落して死亡し、転落防止器具が発見時に外れていた事故を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

徳島県上勝町で9日、送電設備の点検にあたっていた19歳の男性作業員が鉄塔から転落し、死亡した。四国電力送配電によると、男性は落雷の影響を確認するため責任者と2人で鉄塔に上がり、点検を終えて降りる途中だったという。現場では転落防止用の器具を装着して作業していたとされるが、発見時には外れた状態だった。

亡くなったのは、徳島県石井町の四国電力送配電社員、松岡一輝さん(19)。会社側によると、9日午前11時半ごろ、上勝町にある鉄塔で点検作業中に転落した。

警察によると、松岡さんは同日早朝に発生した落雷の影響を調べるため、責任者とともに鉄塔に上っていた。点検後、高さ約40メートルの足場から地上へ降下する途中で転落したという。

作業時には転落防止用の器具を装着していたと説明されているが、発見時にはその器具が外れた状態だった。器具がどの時点で外れたのか、作業中に異常があったのか、降下手順に問題がなかったかなど、事故の詳しい経緯は明らかになっていない。

今回の事故では、落雷後の設備確認という緊急性のある作業の中で、現場の安全確保がどのように行われていたのかも今後の焦点になる。責任者との役割分担、降下時の確認手順、器具の使用状況などについて、警察と会社側が調べを進める見通しだ。

四国電力送配電は、事故原因の把握と再発防止に向けた検証を進めるとみられる。現時点で公表されているのは、落雷点検後の降下中に転落したこと、防止器具が発見時に外れていたことまでで、過失や手順違反の有無は確認されていない。

編集部まとめ

徳島県上勝町で起きた今回の事故は、送電設備の点検を終えた直後の降下中に19歳の作業員が死亡した重大事案だ。現段階では、防止器具が外れた経緯や安全手順の詳細は不明のままで、事故原因の特定にはなお時間を要する。今後は、現場での確認体制や高所作業時の安全管理がどこまで徹底されていたのかが大きな論点となる。

週刊TAKAPI 編集部/成田

特記事項

この記事は2026年9月9日時点の四国電力送配電と警察発表をもとに構成しています。事故原因、防止器具が外れた時点や理由、安全手順上の問題の有無は現時点で確定していません。過失責任の有無を断定するものではありません。

Q事故はいつ起きましたか。
A2026年9月9日午前11時半ごろ、徳島県上勝町の鉄塔で発生しました。
Q亡くなったのは誰ですか。
A徳島県石井町の四国電力送配電社員、松岡一輝さん(19)です。
Q何の作業中だったのですか。
A早朝の落雷の影響を確認するため、責任者と2人で鉄塔の点検を行い、その後に降下する途中だったとされています。
Q転落防止器具は使われていたのですか。
A会社側は装着していたと説明していますが、発見時には外れた状態だったとされています。
Q現時点で分かっていないことは何ですか。
A器具がいつ、なぜ外れたのか、降下手順に問題がなかったか、現場の安全管理が適切だったかなどは今後の調査事項です。

情報提供募集

週刊TAKAPIでは、徳島県内の事故・労災・行政対応に関する情報を受け付けています。現場の安全管理、事業者の説明、関係機関の対応などに関する情報があればお寄せください。確認のうえ、取材に活用します。

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