愛知県警田原署は9月16日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、三菱UFJ銀行田原支店と女性行員に感謝状を贈った。
被害を食い止めたのは、銀行の窓口で勤務している最中ではなかった。女性行員が勤務時間外に市民の様子に気づき、声をかけたことが、送金直前での被害防止につながった。
勤務時間外に異変察知 送金直前で声かけ
特殊詐欺では、金融機関の窓口で高額な現金を引き出そうとする利用者に行員が声をかけ、被害を防ぐケースがある。
今回の田原市のケースで特徴的なのは、女性行員が勤務時間外にもかかわらず、市民が送金しようとしている場面で声をかけたことだ。
市民は送金する直前だったとされ、行員の機転によって金銭被害を回避することができた。
田原署はこの対応を評価し、三菱UFJ銀行田原支店と女性行員に感謝状を贈った。
「送金する前」の声かけが被害を防いだ
特殊詐欺は、犯人側が電話やSNSなどを使って被害者を信用させ、ATMやインターネットバンキングなどから金銭を振り込ませる手口もある。
一度送金してしまえば、被害金を取り戻すことが難しくなる場合もある。その意味でも、今回のケースでは送金直前で第三者が異変に気づいたことが大きかった。
金融機関による特殊詐欺対策というと、窓口での声かけが注目されやすい。しかし、今回の事例は日常の中で周囲が異変に気づき、声をかけることも被害防止につながり得ることを示している。
田原署、特殊詐欺への警戒呼びかけ
愛知県内では、警察官や自治体職員、金融機関などを装って金銭を要求する特殊詐欺への警戒が続いている。
電話やメッセージで突然金銭の支払いや振り込みを求められた場合、その場で判断せず、家族や警察、金融機関などに確認することが重要だ。
「今日中に」「すぐに振り込んで」などと急がされた場合も、相手の指示通りに送金する前に一度確認したい。
不審な電話や特殊詐欺に関する相談は、田原警察署(0531-23-0110)などで受け付けている。
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