豊橋市は9月18日、2026年第37週(9月7日~13日)の感染症発生状況を更新した。
市内9カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は4.22。前週の2.33から約81.1%増え、約1.8倍となった。
第35週1.11、第36週2.33、第37週4.22と3週連続で上昇しており、市内ではインフルエンザの増加が続いている。
1.11→2.33→4.22 3週連続で上昇
豊橋市では第35週にインフルエンザの定点当たり報告数が1.11となり、流行開始の目安とされる1.00を上回った。
その後、第36週は2.33、第37週は4.22まで上昇した。
9月18日時点で愛知県内にインフルエンザの注意報・警報は発令されていない。
定点当たり報告数は、市内の感染者総数を示すものではない。指定された医療機関から1週間に報告された患者数を定点数で割った、感染動向をみるための指標となる。
第37週に休校・休園措置1施設
学校や園にも影響が出ている。
豊橋市の「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、第37週には休校・休園措置が1施設確認された。
第36週は休校・休園0、学年閉鎖0、学級閉鎖1。第37週は休校・休園1、学年閉鎖0、学級閉鎖0だった。
2026/2027シーズン累計では、休校・休園1施設、学級閉鎖1施設の計2件となる。
市の資料では、第37週の1施設が学校なのか園なのか、施設名も公表していない。週刊TAKAPIでは対象施設を特定・推測しない。
同じ資料では参考値として、新型コロナウイルス感染症による第37週の学級閉鎖1件も掲載されている。こちらは小学校と中学校を対象とした集計となっている。
コロナも3週連続上昇 5.56に
新型コロナウイルス感染症も増えている。
豊橋市の定点当たり報告数は、第35週3.33、第36週4.33、第37週5.56と3週連続で上昇した。
第36週から第37週では約28.4%増となる。
愛知県全体の第37週の定点当たり報告数は3.17で、同じ指標でみると豊橋市の5.56が上回っている。
ただし、豊橋市と県全体では定点数や地域人口などの条件が異なるため、5.56と3.17の差をそのまま感染リスクの倍率としてみることはできない。
RSウイルス、感染性胃腸炎も増加
第37週はインフルエンザとCOVID-19以外の感染症でも上昇がみられた。
RSウイルス感染症は第36週の1.4から第37週は2.4となり、約71.4%増加。感染性胃腸炎も5.0から6.4へ28%増えた。
一方、手足口病は2.4で横ばい。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.6から2.2へ低下した。
インフルエンザ、COVID-19、RSウイルス、感染性胃腸炎が同じ週に前週を上回った形だ。
ただし、1週間の上昇だけで今後の流行規模やピークを判断することはできない。次週以降も増加が続くかが焦点となる。
注意報・警報は未発令
インフルエンザの定点当たり報告数4.22は「患者が4人」という意味ではない。
豊橋市内9カ所の定点医療機関から報告された患者数を基に算出した1定点当たりの数値で、市内全体の患者数とは異なる。
また、愛知県のインフルエンザ注意報・警報は、豊橋市単独の数値だけで判断されるものではない。
9月18日時点で県内に注意報・警報は出ていないため、定点当たり報告数の上昇と警報発令を混同しないことも必要となる。
編集部まとめ
豊橋市ではインフルエンザが1.11、2.33、4.22と3週連続で上昇し、第37週には休校・休園措置も1施設確認された。
COVID-19も5.56まで上昇し、RSウイルスや感染性胃腸炎も前週を上回っている。
次週以降は、インフルエンザの定点当たり報告数に加え、学校や園で休校・学年閉鎖・学級閉鎖などの措置が広がるかが確認点となる。
週刊TAKAPI編集部/成田
特記事項
本稿は、豊橋市が2026年9月18日に更新した第37週(9月7日~13日)の感染症発生状況と「インフルエンザ様疾患発生報告」、愛知県の感染症情報を基に構成した。
インフルエンザ4.22、COVID-19 5.56などの数値は「定点当たり報告数」で、市内の感染者総数ではない。
第37週の「休校(園)数1」について、豊橋市は対象施設名や学校・園の別を公表していないため、本稿では特定・推測していない。
また、豊橋市と愛知県全体のCOVID-19定点当たり報告数は同じ第37週の数値だが、定点数や地域条件が異なるため、単純な感染リスクの倍率として比較することはできない。
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