【ヤマトリノ逮捕】愛犬「ハナコ」はどうなる? 飼い主が身柄拘束された場合のペットの扱い

インフルエンサー「ヤマトリノ」として活動する田沢梨乃容疑者(27)が、コカインを所持した疑いで現行犯逮捕された事件。

逮捕後、SNSでは事件そのものとともに、田沢容疑者がSNSにたびたび登場させていた愛犬「ハナコ」を心配する声が広がっている。

「飼い主が逮捕されたら、残されたペットはどうなるのか」。

今回の事件をきっかけに浮かび上がった、もう一つの問題を整理する。

自宅でコカイン約0.4グラム所持の疑い

警視庁は9月15日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで、田沢梨乃容疑者と、同居する交際相手の会社役員・福本康太容疑者(28)を現行犯逮捕した。

報道によると、2人は東京都港区六本木の自宅マンションで、コカイン約0.4グラムを所持した疑いが持たれている。

田沢容疑者は「2人で一緒に使っていました」などと供述し、容疑を認めているとされる。

一方、福本容疑者は「自分のものではありません」と否認しているという。

さらに自宅からは、コカインとみられる白い粉末が入った袋21袋や、使用器具とみられるストローなども見つかったと報じられている。

警視庁は入手経路や使用の疑いについても捜査を進めている。

※逮捕された段階であり、刑事責任が確定したものではない。

SNSで心配される愛犬「ハナコ」

事件後、別の関心を集めているのが、田沢容疑者がSNSに投稿していたフレンチブルドッグの「ハナコ」だ。

田沢容疑者の逮捕前のSNSには、ハナコとみられる犬がたびたび登場していた。

逮捕を受け、SNS上では「犬は大丈夫なのか」「誰かが世話をしているのだろうか」と、安否を心配する趣旨の投稿が相次いでいる。

では、飼い主が突然逮捕され、自宅へ戻れなくなった場合、ペットはどうなるのか。

飼い主が逮捕されても、警察が当然に預かるわけではない

ここで注意したいのは、飼い主が逮捕されたからといって、警察がその人のペットを当然に引き取って飼育する制度になっているわけではないことだ。

被疑者が身柄を拘束されれば、自宅に戻って給餌や給水、散歩などを行うことはできない。

同居する家族などがいれば、その人が世話を続けられる場合がある。

一方、一人暮らしなどで世話をする人がいなければ、親族や知人、ペットホテルなどに対応を依頼する必要が生じる。

弁護士を通じて、こうした手配が行われるケースもある。

ただし、弁護士が被疑者のペットを世話しなければならないという一般的な法的義務があるわけではない。

法律では「物」、しかし「命あるもの」

ペットの法的位置付けには、もう一つ重要なポイントがある。

民法85条は「物」について「有体物をいう」と規定しており、ペットも財産法上は所有権の対象として扱われる。

一方、動物愛護管理法は、動物を単なる財産としてだけ捉えているわけではない。

同法は、動物が「命あるもの」であることを踏まえて適切に取り扱うという基本原則を置いている。

さらに所有者や占有者には、動物の健康と安全を保持するよう努めることなどが求められている。

つまり、飼い主が身柄を拘束されたからといって、ペットを給餌・給水もせず放置してよいということにはならない。

一人暮らしならどうする?

問題が深刻になりやすいのは、飼い主が一人暮らしで、近くに頼れる人がいないケースだ。

本人が拘束されている以上、自分で自宅へ戻ることはできない。

そのため、接見などを通じて弁護士に事情を伝え、親族や知人に連絡してもらったり、ペットホテルなどへの移動を検討したりすることになる。

実際に、逮捕された人の自宅から犬を救出し、ペットホテルへ預けた経験を持つ刑事弁護人もいる。

ただし、弁護人が自ら被疑者宅へ入ることには、証拠や所有物をめぐるトラブルのリスクもある。

誰がどのような方法で対応するかは、個別の状況によって異なる。

「ハナコ」は現在どうしている?

では、田沢容疑者の愛犬とされる「ハナコ」は現在どうしているのか。

9月18日時点で確認できた報道だけでは、現在誰がハナコを世話しているのか、どこで保護されているのかまでは明らかになっていない。

また、田沢容疑者は福本容疑者と同居していたと報じられているが、2人とも逮捕されたとされている。

だからといって、ハナコが自宅に取り残されていると断定することもできない。

親族や知人などが世話をしている可能性もあるため、確認されていない状況を推測で伝えるべきではない。

現時点で言えるのは、SNS上でハナコの安否を心配する声が出ている一方、その後の具体的な状況については確認できていない、ということだ。

週刊TAKAPIでは、事件の捜査状況とともに、確認可能な新たな情報があれば追記する。


「ヤマトリノ逮捕と愛犬ハナコ」何が分かっている?【Q&A】

Qヤマトリノはなぜ逮捕された?
A「ヤマトリノ」の名前で活動する田沢梨乃容疑者は9月15日、東京都港区の自宅マンションでコカイン約0.4グラムを所持した疑いで、交際相手の男性とともに現行犯逮捕されたと報じられています。
Q愛犬「ハナコ」はどうなった?
A9月18日時点で確認できた報道では、ハナコを現在誰が世話しているのか、どこにいるのかは明らかになっていません。SNSでは安否を心配する声が出ていますが、「放置されている」などと断定できる情報は確認されていません。
Q飼い主が逮捕されたら警察がペットを預かる?
A飼い主が逮捕された場合、そのペットを警察が当然に引き取って継続飼育する仕組みではありません。家族や親族、知人などによる世話や、必要に応じてペットホテルなどへの引き渡しを手配することが考えられます。
Q一人暮らしで犬を飼っている人が逮捕されたら?
A本人は身柄を拘束されると自宅へ戻れないため、親族や知人などに世話を依頼する必要が生じます。弁護士を通じて連絡や手配を進めるケースもありますが、具体的な対応は個々の事情によって異なります。
Qペットは法律上「物」なの?
Aペットは民法上、所有権の対象となります。一方、動物愛護管理法では動物が「命あるもの」であることを踏まえて適切に取り扱うことが求められており、単なる所有物と同じように放置してよいわけではありません。
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