大型で強い台風25号の影響で21日、神奈川県の三浦市と横須賀市で土砂崩れが相次ぎ、合わせて3人が生き埋めになったとみられている。
三浦市では住宅2棟が土砂崩れに巻き込まれ、それぞれ成人女性1人が巻き込まれたと市が説明している。横須賀市でも60代女性が土砂に巻き込まれたとみられ、消防などが救助活動を続けている。21日夜時点で、3人の安否に関する確定情報は明らかになっていない。
神奈川県は人命救助のため三浦市への自衛隊災害派遣を要請した。県の公式発表では要請日時は午後5時46分。防衛省・自衛隊も同時刻に神奈川県知事からの要請を受理したと説明している。
三浦市で住宅2棟が土砂崩れ 女性2人巻き込まれる
21日午後9時すぎまでの情報によると、三浦市では住宅2棟が土砂崩れの被害を受け、それぞれ成人女性1人が巻き込まれたとされる。
三浦市内では複数の土砂災害が確認されており、県は迅速な人命救助が必要として自衛隊に災害派遣を要請した。
防衛省によると、すでに神奈川県庁と三浦消防署へ連絡員を派遣。初動対処部隊が三浦市の現場へ向かっている。
救助活動の具体的な進捗や、巻き込まれたとみられる女性2人の状態については、21日夜時点で確定情報が確認できていない。
横須賀市では「妻が生き埋め」と通報 60代女性を救助活動
横須賀市では21日午後1時55分ごろ、住民の男性から「裏山が崩れて、妻が生き埋めになった」と消防へ通報があった。
市消防局によると、60代の女性が土砂に巻き込まれたとみられ、消防が救助活動を続けている。
三浦市の2人と合わせ、神奈川県内では少なくとも3人が土砂崩れに巻き込まれ、生き埋めになった可能性がある。
現場では救助隊員自身が二次的な斜面崩落に巻き込まれる危険もあり、慎重な活動が求められている。
自衛隊が人命救助へ 初動対処部隊を三浦市に派遣
神奈川県は21日、人命救助などを理由として自衛隊に災害派遣を要請した。
県の発表では要請日時は午後5時46分で、要請区域は三浦市。防衛省・自衛隊側も午後5時46分に県知事からの人命救助に係る災害派遣要請を受理したとしている。
自衛隊は県庁と三浦消防署に連絡員を派遣し、現場の状況把握や関係機関との調整を進めている。初動対処部隊も三浦市へ向かっており、警察、消防と連携した人命救助が焦点となる。
千葉・袖ケ浦では復旧作業中の51歳男性が重体
台風25号による土砂災害は神奈川県外でも発生している。
千葉県袖ケ浦市では21日午後、道路の復旧作業中だった51歳の男性が重機ごと土砂崩れに巻き込まれた。
男性は救助されたものの、意識不明の重体となっている。
台風25号は関東の東へ 雨が弱まった後も警戒
気象情報によると、台風25号は21日午後9時現在、千葉県銚子市の南東約130キロを北東へ進んでいる。
中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。22日には日本の東へ離れる予想となっている。
台風本体が遠ざかっても、これまでの大雨で斜面には大量の水分が含まれている。土砂災害は降雨のピークを過ぎてから発生することもあり、救助現場周辺では引き続き二次災害への警戒が必要になる。
編集部まとめ
神奈川県では三浦市の住宅2棟と横須賀市の住宅で土砂崩れが発生し、21日夜までに合わせて3人が生き埋めになったとみられている。
県は三浦市への自衛隊災害派遣を要請し、防衛省・自衛隊は初動対処部隊を現場へ向かわせている。
現時点で最も重要なのは3人の安否と救出状況だ。台風が関東から離れ始めても、地盤が緩んだ斜面では二次崩落の危険が残る。救助活動の進展とともに、新たな土砂災害が発生しないかが焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部
特記事項
本記事は21日夜までに公表された神奈川県、防衛省・自衛隊、消防関係機関などの情報と報道内容をもとに構成しています。
午後5時46分について、神奈川県の公式発表は「自衛隊災害派遣の要請日時」として同時刻を明記しています。一方、防衛省・自衛隊も同時刻に県知事からの要請を「受理した」と説明しています。
三浦市の被害人数は、21日夕方の段階では「1人と連絡が取れない」とする情報もありましたが、午後9時すぎには住宅2棟で成人女性2人が巻き込まれたとする情報が報じられています。災害発生直後で情報が更新されているため、人数や救助状況は今後変わる可能性があります。
「生き埋め」は通報や自治体、関係機関などの情報に基づく表現で、死亡を意味するものではありません。安否が確認されるまでは推定段階として扱います。

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