岐阜県関市の板取川で22日、SUP(スタンドアップパドルボード)をしていた23歳の男性が川に転落しておぼれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
男性は勤務先の同僚ら計6人で板取川を訪れていた。事故当時、別の1人とSUPに乗っていたところ、男性がボードから川へ転落したとみられている。
警察によると、事故当時の川の流れは緩やかで、男性はライフジャケットを着用していなかった。警察が転落した詳しい経緯を調べている。
午後2時10分ごろ通報 水深約3mの川底で発見
22日午後2時10分ごろ、関市の板取川沿いにあるキャンプ場で、管理人の女性から「人が沈んでいる」と消防に通報があった。
通報から約20分後、近くにいた人が水深約3mの川底に沈んでいた男性を発見し、引き揚げた。
男性は心肺停止の状態で病院へ搬送されたが、その後、死亡が確認された。
当初は20代の会社員男性が心肺停止の状態で搬送されたことまで報じられていたが、続報で死亡した男性が23歳だったことが明らかになった。
同僚ら6人で川遊び 別の1人とSUPに乗る
男性は勤務先の同僚ら計6人で板取川を訪れていた。
事故当時、男性は別の1人とSUPに乗っており、ボードから川へ転落したとみられている。
男性がどのような状況で転落したのか、転落後にどのような状態になったのかなど、事故の詳しい経緯は明らかになっていない。
警察は同行していたメンバーから話を聴くなどして、事故当時の状況を調べている。
川の流れは緩やか ライフジャケットは未着用
警察によると、事故当時の板取川の流れは緩やかだった。
男性はライフジャケットを着用していなかったという。
ただし、ライフジャケットを着用していなかったことと死亡との具体的な因果関係については、現時点で明らかになっていない。
岐阜県は、河川には見た目では分からない深みや複雑な流れがあるとして、川遊びをする際にはライフジャケットを着用するよう呼びかけている。
板取川では2008年度から2025年度までに33人死亡
岐阜県が公表している水難事故発生状況によると、2008年度から2025年度までに板取川で発生した水難事故は人数ベースで102件。このうち33人が死亡している。
今回の事故は2026年度に発生しているため、この102件、死亡33人の集計には含まれていない。
県は板取川について、水難事故が多発しているとして注意を呼びかけている。場所によっては川底の地形や岩などの影響で複雑な流れが生じるとしており、ライフジャケットの着用や川の状況を十分に確認するよう求めている。
今回の事故について、警察が引き続き、男性がSUPから転落した原因や事故当時の詳しい状況を調べている。
編集部まとめ
今回の続報では、心肺停止で搬送された男性が23歳と判明し、死亡が確認されたほか、男性が勤務先の同僚ら計6人で訪れ、別の1人と乗っていたSUPから転落したとみられることや、ライフジャケットを着用していなかったことが明らかになった。
一方、事故当時の川の流れは緩やかだったとされ、転落に至った直接の原因は分かっていない。ライフジャケットの未着用だけを死亡原因と結び付けることはできず、警察による事故状況の確認を待つ必要がある。
週刊TAKAPI 編集部/一条
特記事項
この記事は2026年9月22日夜までに確認された警察・消防への取材に基づく報道と、岐阜県が公表している河川水難事故資料を照合して構成しています。
23歳男性の死亡、同僚ら計6人で訪れていたこと、別の1人とSUPに乗っていたこと、水深約3mの川底で発見されたこと、ライフジャケットを着用していなかったこと、当時の川の流れが緩やかだったことが報じられています。
一方、男性がSUPから転落した直接の原因や、事故発生時の詳しい状況については明らかになっていません。

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