愛知・名古屋アジア大会の卓球男子団体決勝が9月24日、愛知県豊田市のスカイホール豊田で行われ、日本が中国との激戦を制し、1966年バンコク大会以来60年ぶりとなる金メダルを獲得した。
日本男子にとってアジア大会の団体金メダルは3度目。決勝の相手は大会8連覇中の中国だった。日本は一時1勝2敗と追い込まれながら、エースの張本智和が2勝を挙げる活躍。世界ランキング1位の王楚欽も破り、歴史的勝利への流れを引き寄せた。
44年ぶりの決勝 相手は8連覇中の中国
日本は今大会、松島輝空、張本智和、戸上隼輔らを中心に勝ち上がった。
予選リーグから準決勝まで4試合をすべて3-0で制し、1982年ニューデリー大会以来、44年ぶりとなる男子団体決勝進出を決めていた。
決勝の相手は、男子団体で1994年広島大会から8大会連続で優勝してきた中国。日本にとっては1966年以来となる頂点を懸けた大一番となった。
松島輝空、世界1位を追い詰めるも逆転負け
第1試合は、世界ランキング3位の松島輝空と同1位の王楚欽が対戦した。
松島は11-5、11-8と最初の2ゲームを連取。世界1位をあと1ゲームまで追い込んだ。
しかし、ここから王楚欽が反撃。9-11、9-11、9-11と3ゲームを続けて奪われ、松島はゲームカウント2-3で逆転負け。日本は0勝1敗となった。
張本智和が流れを変える 温瑞博に3-1
第2試合に登場したのが、世界ランキング4位の張本智和だった。
相手は世界15位の温瑞博。張本はゲームカウント3-1で勝利し、日本を1勝1敗のタイに戻した。
続く第3試合では戸上隼輔が林詩棟に1-3で敗れ、日本は再び1勝2敗。
中国に金メダルへの王手をかけられ、もう1試合も落とせない状況に追い込まれた。
張本智和が世界1位・王楚欽を撃破
日本を救ったのも張本だった。
第4試合で対戦したのは、中国のエースで世界ランキング1位の王楚欽。
張本は第1ゲームを11-7で奪うと、第2ゲームも11-4。さらに第3ゲームも11-9で制し、世界1位をストレートで撃破した。
国際大会で王楚欽に大きく負け越していた張本が、大一番で価値ある勝利を挙げた。日本は2勝2敗に追いつき、金メダルの行方は最終第5試合へ持ち込まれた。
最終決戦は松島輝空 日本が60年ぶり頂点
すべてが決まる第5試合。
再びコートに立った松島輝空が、中国の温瑞博との19歳対決に臨んだ。
第1ゲームから松島が攻め、11-7で先取。序盤から5連続得点を奪うなど、金メダルが懸かった一戦でも積極的なプレーを見せた。
そして日本は中国との激闘を制し、1966年バンコク大会以来、実に60年ぶりとなる男子団体金メダルに到達した。
「中国の8連覇」を止めた日本男子
今回の金メダルが持つ意味は大きい。
中国は男子団体で1994年広島大会から8連覇を続けていた。日本はその中国を決勝で破り、長く続いた連覇を止めたことになる。
とりわけ大きかったのが張本の2勝だ。
第2試合で温瑞博を破り、第4試合では世界1位の王楚欽をストレートで撃破。日本が1勝2敗と追い込まれた状況から最終戦へつないだ。
19歳の松島、23歳の張本を中心とする日本男子が、自国開催のアジア大会で歴史を塗り替えた。
特記事項
※本記事は2026年9月24日時点の大会結果・公開情報をもとに作成しています。選手の世界ランキングは大会開催時点の情報です。試合結果や記録については、大会主催者などの公式発表により更新・訂正される場合があります。
週刊TAKAPI編集部:黒木

コメント
0件まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してみませんか。
この記事のコメント投稿は締め切られています。