愛知県田原市の漁港で海に転落し、沖合を漂流していた70歳の男性を水上オートバイで救助したとして、鳥羽海上保安部は9月27日、愛知・名古屋アジア大会のサーフィン競技に携わる男性2人へ感謝状を贈った。
感謝状を受けたのは、一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会の今西淳樹理事長(64)=横浜市=と、長沢規史副理事長(52)=島根県浜田市=。
2人は大会会場の警戒に備えて水上オートバイを準備していたところ、消防から救助協力を求められた。現場へ向かい、漁港から沖合約650メートルで漂流していた男性を発見し救助した。
午前4時20分ごろ、防波堤から海へ転落
救助されたのは愛知県岡崎市の男性(70)。
9月23日午前4時20分ごろ、田原市内の漁港で防波堤を歩いていた際、誤って海へ転落したとされる。
海保から連絡を受けた消防が現場へ向かい、近くで水上オートバイを準備していた今西さんと長沢さんに協力を要請した。
2人は午前5時ごろ、水上オートバイで捜索を開始した。
沖合約650メートルで男性を発見
2人は捜索の結果、漁港から沖合約650メートルの海上で漂流していた男性を発見した。
当時の海上には1メートルを超えるうねりがあったという。
今西さんらは水上オートバイを使って男性を救助した。
男性に目立った外傷はなかったが、軽度の肺炎などで入院したという。
「あと10分遅ければ無理だったと思う」
救助された男性は海上保安部を通じ、
「あと10分遅ければ無理だったと思う。大変感謝している」
とコメントした。
今西さんも感謝状の贈呈に際し、当時の海には1メートル以上のうねりがあったことに触れ、迅速に行動できたことが救助につながったとの趣旨で振り返った。
アジア大会の安全管理で現地入り
今西さんと長沢さんは、愛知・名古屋アジア大会のサーフィン競技に関わり、会場周辺の水上警戒に備えて現地に入っていた。
所属するウォーターリスクマネジメント協会は、水上オートバイを利用した救助技術の指導・普及のほか、水上スポーツ大会やイベントの警備、安全管理などに取り組んでいる。
今西さんは協会理事長、長沢さんは副理事長を務めている。
大会の安全確保に備えていた2人と水上オートバイが、競技とは別に発生した水難事故で人命救助につながった形となった。
27日に感謝状
鳥羽海上保安部は9月27日、2人の救助活動をたたえ、田原市のサーフィン競技会場で感謝状を贈った。
今回確認された公開情報では、男性が転落した漁港の具体名や救助を完了した正確な時刻、入院後の経過については明らかになっていない。
編集部まとめ
田原市の漁港で海に転落した70歳男性を、アジア大会のサーフィン競技に携わる2人が水上オートバイで捜索し、沖合約650メートルで救助した。
2人は大会会場の警戒に備えて現地にいたところ消防から協力を求められ、救助活動に加わった。
鳥羽海上保安部は9月27日、2人に感謝状を贈った。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
この記事は2026年9月27日時点で確認された海上保安部に関する公開報道と、ウォーターリスクマネジメント協会の公開情報をもとに構成しています。
救助された男性の氏名は公表されていません。漁港の具体名、救助完了時刻、退院の有無など、公表されていない情報については推測していません。

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