最終更新:2026年10月1日
芝浦工業大学は9月30日、芝浦祭実行委員会の夏合宿で20歳未満の学生が飲酒し、急性アルコール中毒で救急搬送された事案について、実行委員長の解任・交代や合宿参加学生の活動停止などの処分を発表しました。
大学の調査では、実行委員会が合宿のために酒類を用意し、20歳未満の学生の多くが飲酒していた可能性が高いことが判明。20歳以上の学生が飲酒を認識しながら制止しなかったことや、事案発生後の大学への報告にも不適切な点があったとしています。
この問題を受け、2026年度の芝浦祭は10月31日と11月1日の2日間に短縮され、芝浦祭実行委員会による企画は中止されます。

※芝浦工大公式HPより抜粋
夏合宿で20歳未満の学生が飲酒 1人が救急搬送
問題が発生したのは、芝浦祭実行委員会が9月14日から実施した夏合宿です。
大学によると、合宿中に20歳未満の学生が飲酒し、急性アルコール中毒となって救急搬送される事案が発生しました。
大学は翌15日から30日まで、芝浦祭実行委員会に活動停止の仮処分を実施。その後、調査委員会を設置し、関係学生への聞き取りなどを進めました。
実行委が酒類を用意 20歳以上の学生も制止せず
調査の結果、大学は、芝浦祭実行委員会が合宿のために酒類を用意していたことを確認しました。
さらに、20歳未満の学生の多くが飲酒していた可能性が高いことが判明したとしています。
加えて、20歳以上の学生が20歳未満の学生の飲酒を認識しながら制止しなかったこと、急性アルコール中毒の事案が発生した後の大学への報告に不適切な点があったことも認められたとしました。
大学は、20歳未満の学生の飲酒が実行委員会内で常態化していたと推測される状況にあったとしています。
これは大学が調査結果として示した認識です。
実行委員長を解任・交代 合宿参加学生は11月末まで活動停止
大学は調査結果を踏まえ、芝浦祭実行委員長を解任し、交代させる措置を決定しました。
また、9月14日の合宿に参加した学生を11月30日まで活動停止とし、反省文の提出を求めます。
今回の活動停止は、飲酒した学生だけを対象としたものではなく、合宿参加学生を対象とする措置です。
大学は学生団体としての管理や活動のあり方についても問題があったと判断し、再発防止に向けた対応を進めています。
芝浦祭は10月31日・11月1日の2日間に短縮
今回の問題による影響は、大学祭そのものにも及びました。
2026年度の芝浦祭は、10月31日と11月1日の2日間に短縮されます。
さらに、芝浦祭実行委員会が予定していた企画は中止されます。
大学は芝浦祭について、学生の課外活動の成果を発表する場である一方、実行委員会は学生から納入される大学祭費や大学などからの援助によって運営されており、学生や保証人、社会に対する責任が求められる団体だと説明しています。
来年度以降の芝浦祭の開催や実行委員会の運営については、大学側と引き続き協議するとしています。
「20歳未満の飲酒は法律で禁止」大学が再度注意喚起
芝浦工業大学は今回の事案を受け、学生や学生団体に対して改めて飲酒に関する注意を呼びかけました。
大学は、20歳未満の飲酒は法律で禁止されているとして、法令を守るよう求めています。
また、年齢にかかわらず、飲酒の強要や一気飲みなどの危険な飲酒をしないこと、他人にさせないことも呼びかけています。
急病人が発生した場合には、ためらわずに救急要請を行うとともに、大学へ連絡するよう求めています。
個々の飲酒状況や救急搬送された学生の容体は公表せず
大学が公表した資料では、20歳未満の学生の多くが飲酒していた可能性が高いことや、飲酒が実行委員会内で常態化していたと推測される状況などが示されています。
一方、誰がどの程度飲酒したのか、飲酒した学生の具体的な人数、救急搬送された学生の現在の容体、飲酒に至った個別の経緯については明らかにしていません。
そのため、本稿では公表されていない個々の学生の状況について推測していません。
編集部まとめ
芝浦工業大学の芝浦祭実行委員会で、9月の夏合宿中に20歳未満の学生が飲酒し、急性アルコール中毒で救急搬送されました。
大学の調査では、実行委員会が酒類を用意し、20歳未満の学生の多くが飲酒していた可能性が高いほか、20歳以上の学生が認識しながら制止しなかったこと、大学への報告に不適切な点があったことも確認されています。
大学は実行委員長を解任・交代させ、合宿参加学生を11月30日まで活動停止としました。2026年度の芝浦祭は2日間に短縮され、実行委員会企画は中止されます。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
本稿は2026年9月30日に芝浦工業大学が公表した「本学学生団体における20歳未満の学生の飲酒事案に関する処分および厳重注意喚起について」を中心に構成しています。
大学が公表した調査結果と処分内容を基にしており、個々の学生の飲酒量、具体的な人数、救急搬送された学生の現在の容体など、公表されていない事項については推測していません。
また、「20歳未満の学生の飲酒が委員会内で常態化していたと推測される状況」という表現は、大学自身の調査結果として公表された内容です。
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