岡山県警察学校に勤務する30代の男性警部補が、初任科生の卒業前に行われた懇親会で、生徒に平手打ちをしたほか、男女の生徒にキスを強いる行為をした疑いがあることが分かった。
複数の報道によると、問題となったのは2026年9月、警察学校内で行われた初任科生の卒業前の懇親会。
県警への情報提供を受け、警務部監察課が男性警部補から事情を聴くなど、事実関係を調べている。
男性警部補は事情聴取に対し、問題となっている行為について事実関係を認めていると報じられている。
一方、10月9日時点で岡山県警は、一連の行為について正式なハラスメント認定や懲戒処分を公表していない。
卒業前の懇親会で生徒に平手打ちか
問題となったのは、9月に警察学校内で行われた初任科生の卒業前の懇親会だったとされる。
関係者への取材を基にした報道では、男性警部補が刑事部門を志望する生徒に平手打ちをした疑いがある。
ただし現時点で、
- 平手打ちを受けた生徒の人数
- 行為に至った詳しい経緯
- 生徒にけががあったのか
- 県警がこの行為をどのように評価しているのか
などは明らかになっていない。
また、県警が刑法上の暴行事件として捜査しているとの正式な発表も確認されていない。
現段階では、監察部門が事実関係を確認している事案として扱う必要がある。
男女の生徒にキスを強いる行為の疑いも
男性警部補には、男女の初任科生に対してキスを強いる行為をした疑いも報じられている。
ただ、具体的にどのような状況で行為を求めたのか、対象となった生徒が何人いたのかなど、詳しい状況は明らかになっていない。
岡山県警がこの行為について、セクシュアルハラスメントなどに該当すると正式に認定したとの発表も現時点では確認されていない。
そのため、報道で伝えられている疑いと、県警による正式な事実認定や処分判断は分けて見る必要がある。
県警への情報提供で発覚 監察課が事情聴取
一連の問題は、県警への情報提供をきっかけに明らかになったとされる。
岡山県警警務部監察課が男性警部補から事情を聴くなど、内部調査を進めている。
男性警部補は、問題となっている行為について事実関係を認めていると報じられている。
一方、監察課は個別案件について詳細な回答を控えているとされ、県警が現時点でどの範囲まで事実を確認しているのかは明らかになっていない。
初任科生を指導する教官という立場
男性警部補は、警察学校で初任科生を教育・指導する立場の教官だった。
警察学校では、採用された警察官が法令、警察実務、職務倫理、規律などを学ぶ。
今回報じられている行為が事実であれば、指導する立場にある教官が生徒にどのような行為を求めたのかという点も、県警の調査で重要になる。
ただし、具体的な服務上の評価や責任については、監察課による事実確認と県警の判断を待つ必要がある。
懇親会は公式行事だったのか
現時点で明らかになっていないのが、問題となった懇親会の位置付けだ。
報道では、初任科生の卒業前に警察学校内で行われたとされている。
一方で、
- 警察学校が主催した公式行事だったのか
- 有志による私的な集まりだったのか
- 校長や幹部職員が開催を把握していたのか
- 管理職が会場にいたのか
- 飲酒を伴っていたのか
などは、今回確認できる情報では明らかになっていない。
男性警部補個人の行為だけでなく、懇親会がどのように運営・管理されていたのかも今後の確認点となる。
男性警部補の現在の勤務状況は不明
10月9日時点で、男性警部補に対する正式な懲戒処分は公表されていない。
また、内部調査が進められる中で、男性警部補が現在も教官業務を続けているのか、配置変更などの措置が取られているのか、生徒との接触を制限しているのかについても明らかになっていない。
県警が事実確認中の職員についてどのような措置を取っているのかも、今後の焦点となる。
刑事手続きは確認されず
平手打ちについては、行為の態様によって刑事上の評価が問題となる可能性もある。
ただし10月9日時点で、男性警部補について逮捕、書類送検、起訴などの刑事手続きが行われたとの情報は確認されていない。
また、県警が刑事事件として正式に捜査していると発表したとの情報も確認できていない。
現段階では、県警監察課が事実関係を確認し、服務上の責任を含めて調査している段階とみられる。
警察官を育成する教育現場で浮上した問題
警察学校は、採用された警察官が職務に必要な知識や技能、倫理、規律を身につける教育機関だ。
その教育を担う教官について、生徒への平手打ちやキスを強いる行為の疑いが浮上した。
一方で、県警の正式な調査結果が出ていない段階で、ハラスメントや暴行が確定したものとして扱うことはできない。
今後は、監察課がどのような事実を確認し、県警が男性警部補の行為をどのように評価するのかが焦点となる。
編集部まとめ
岡山県警察学校の30代男性警部補について、9月に行われた初任科生の卒業前の懇親会で、生徒に平手打ちをしたほか、男女の生徒にキスを強いる行為をした疑いが浮上している。
県警への情報提供を受け、警務部監察課が男性警部補から事情を聴くなど内部調査を進めている。
男性警部補は、問題となっている行為について事実関係を認めていると報じられている。
ただし10月9日時点で、県警による正式なハラスメント認定や懲戒処分、刑事手続きは確認されていない。
また、懇親会が公式行事だったのか、管理職が開催を把握していたのか、対象となった生徒の人数、男性警部補の現在の勤務状況など、明らかになっていない点も残る。
警察官を育成する教育現場で何が起きたのか。今後は監察課による事実認定と処分判断に加え、懇親会の管理や警察学校側の対応について、県警がどこまで明らかにするのかが焦点となる。
週刊TAKAPI 編集部/成田
特記事項
本記事は2026年10月9日時点で複数の報道により明らかになっている情報を基に構成しています。
男性警部補について、岡山県警が正式にセクシュアルハラスメントや暴行を認定したとの発表、懲戒処分を決定したとの発表は確認されていません。
また、逮捕・書類送検・起訴などの刑事手続きが行われたとの情報も現時点では確認されていません。
「平手打ち」「男女の生徒にキスを強いる行為」については、関係者への取材を基に報じられている疑いとして記載しています。
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