【山梨学院大】定期試験で「替え玉」複数、学生間で金銭のやり取りも 授業でもなりすまし 大学が懲戒処分

山梨学院大学で定期試験の替え玉行為が複数確認され、学生間で金銭のやり取りや授業へのなりすましも確認され、関係学生が懲戒処分となった問題を伝える週刊TAKAPIの報道アイキャッチ

山梨学院大学で、別の学生になりすまして定期試験を受ける「替え玉」行為が複数確認され、当事者間で金銭のやり取りもあったことが分かりました。

大学は10月7日、学生らに注意喚起のメールを送信。替え玉などに関与した学生について、大学の規定に基づき懲戒処分を行ったとしています。

さらに、定期試験だけでなく、別の学生になりすまして授業に出席する行為も確認されました。

大学は取材に対して個別事案への回答を差し控えており、関与した学生の人数、金銭の額、具体的な懲戒内容、不正が成立した詳しい方法などは明らかになっていません。

定期試験で「替え玉」複数確認

学生向けに送られたメールでは、別の学生になりすまして定期試験を受験する、いわゆる「替え玉」行為が複数確認されたとされています。

さらに、替え玉行為をめぐり、当事者間で金銭のやり取りもあったと説明されています。

一方、現時点では、

  • 何人の学生が関与したのか
  • 何件の替え玉が確認されたのか
  • 金銭はいくらだったのか
  • どの学部や科目で行われたのか
  • 同一人物が繰り返していたのか

といった詳細は明らかになっていません。

確認されているのは、複数の替え玉事案があり、当事者間で金銭のやり取りがあったという点までです。

関係学生を懲戒処分 内容は公表されず

大学は、替え玉などに関与した学生について、学内規定に基づき懲戒処分を行ったとしています。

ただし、具体的にどの学生へ、どのような処分を行ったのかは明らかになっていません。

大学の規則では、定期試験などにおける不正行為を懲戒の対象とする仕組みがあります。

今回の処分についても、不正行為が確認されたことを踏まえて判断されたとみられますが、処分の重さや判断基準の詳細について大学側は説明していません。

「懲戒処分になったから常習的だった」といった推測をすることはできません。

試験時は学生証を確認 それでも替え玉はどう成立したのか

今回の問題で大きな疑問となるのが、本人確認をどのようにすり抜けたのかです。

同大の学生によると、定期試験を受ける際には顔写真付きの学生証を机上に提示する運用になっているといいます。

それにもかかわらず替え玉が複数確認されたのであれば、

本人確認がどの段階で行われていたのか

学生証と実際の受験者をどこまで照合していたのか

が重要な確認点になります。

ただし、具体的にどのような方法で替え玉が行われたのかは公表されていません。

学生証の貸し借りや偽造など、確認されていない手口を推測することはできません。

授業でも別の学生になりすまして出席

不正は定期試験だけではありませんでした。

大学から学生へ送られた注意喚起では、他の学生になりすまして授業に出席する行為も確認されたとされています。

大学では授業の出席確認に専用アプリを使用し、授業ごとに示される番号を入力する方式が使われているとの学生・職員の説明があります。

番号が他の学生に共有された場合、本人以外が出席登録できる可能性があるとの指摘も出ています。

一方、大学が今回のなりすましについて、実際にこの方法が使われたと認定したわけではありません。

出席確認システム自体に欠陥があると断定することもできません。

金銭のやり取り 金額や目的は明らかにされず

今回の事案で特に注目されるのが、学生間で金銭のやり取りがあった点です。

大学側の注意喚起では、替え玉行為に関連して当事者間で金銭の授受があったことが示されています。

ただし、

金銭を支払った学生と受け取った学生が何人いたのか。

金額はいくらだったのか。

何回やり取りされたのか。

金銭が具体的にどの行為に対して支払われたのか。

といった詳細は公表されていません。

そのため、現段階で金銭を「替え玉の報酬」と断定することは避ける必要があります。

複数の不正事案 本人確認は機能していたのか

今回の問題は、学生個人の不正行為だけでなく、本人確認の実効性にも課題を投げかけています。

試験では学生証を使った本人確認があり、授業ではデジタル方式による出席確認が行われています。

それでも、試験と授業の双方でなりすまし行為が確認されました。

今後の確認点となるのは、

試験監督による本人確認がどのように行われていたのか。

授業の出席認証で本人以外による登録を防ぐ仕組みがあったのか。

大学が複数の不正事案をどのような経緯で把握したのか。

という点です。

現時点で大学が具体的な再発防止策を公表したとの情報は確認されていません。

大学は「回答を差し控える」

山梨学院大学は今回の事案について、取材に対し回答を差し控えています。

そのため、依然として明らかになっていない事項は少なくありません。

関係学生の人数、替え玉の件数、対象科目、金銭授受の額、懲戒処分の内容、不正発覚のきっかけ、再発防止策などです。

学生への注意喚起を行っただけでなく、本人確認や出席認証をどのように見直すのかも今後の焦点となります。

編集部まとめ

山梨学院大学で、別の学生になりすまして定期試験を受験する「替え玉」行為が複数確認されました。

当事者間では金銭のやり取りもあり、大学は関係学生を懲戒処分としています。

さらに、授業でも別の学生になりすまして出席する行為が確認されました。

一方、関与した学生数、金額、具体的な処分内容、不正がどのような方法で行われたのかについては明らかになっていません。

今回の問題で問われるのは、不正を行った学生の責任だけではありません。

学生証による本人確認は実際に機能していたのか。

授業の出席認証は本人以外による利用を防げる仕組みだったのか。

なぜ複数の不正事案が成立したのか。

今後、大学が具体的な再発防止策をどこまで示すのかが焦点となります。

週刊TAKAPI 編集部/松本

特記事項

本稿は2026年10月11日までに確認できた報道内容と、山梨学院大学の規則・学生向け制度に関する公開情報をもとに構成しています。

大学は、替え玉行為が複数確認されたこと、当事者間で金銭のやり取りがあったこと、関係学生を懲戒処分としたことを学生側へ通知したとされています。

一方、具体的な関与人数、金銭の額、懲戒内容、不正の手法は明らかになっていません。

授業の出席確認システムについても、今回の不正が特定のシステム上の欠陥によって発生したと大学が認定したわけではありません。

Q山梨学院大学で何が起きたのですか?
A別の学生になりすまして定期試験を受験する「替え玉」行為が複数確認され、当事者間で金銭のやり取りもあったとされています。
Q学生は処分されたのですか?
Aはい。大学は関係学生を学内規定に基づき懲戒処分としたとしています。ただし、具体的な処分内容は明らかになっていません。
Q授業でもなりすましがあったのですか?
Aはい。別の学生になりすまして授業へ出席する行為も確認されたとされています。
Q金銭は替え玉の報酬だったのですか?
A大学側の注意喚起では当事者間で金銭のやり取りがあったとされていますが、金額や具体的な目的は公表されていません。現段階で「替え玉の報酬」と断定することはできません。
Qなぜ替え玉が可能だったのですか?
A具体的な手口は明らかになっていません。試験時の本人確認や授業の出席認証が実際にどのように運用されていたのか、大学が再発防止策をどう見直すのかが焦点となります。

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