東京都新宿区の介護施設で、90代の女性入所者に繰り返し暴行を加え、けがをさせたとして、警視庁は施設の元職員、西村雄太容疑者(36)=東京都江戸川区=を傷害の疑いで逮捕した。
女性は両目付近の打撲や顔の内出血などのけがを負った。西村容疑者は女性の負傷について原因不明と説明していたが、別の職員が施設内のカメラ映像を確認し、暴行の様子が記録されているのを発見したという。
泊まり勤務中、介助のたびに暴行か
報道によると、西村容疑者は10月4日から5日にかけて、新宿区内の介護施設で、90代女性の顔や脇腹などを複数回殴り、けがをさせた疑いが持たれている。
暴行があったとされるのは、女性が入所していた個室内。西村容疑者は当時、泊まり勤務をしており、女性を介助するたびに暴行を加えていたとみられている。
女性は日常生活全般で介護を必要とし、意思疎通が難しい状態だったという。警視庁は、女性が抵抗することが難しい状況で暴行が繰り返されたとみて調べている。
「カメラを確認したが原因不明」と説明 別の職員が映像を確認
事件が発覚するきっかけとなったのは、女性の左目に見つかった内出血だった。
5日午前、西村容疑者は別の職員に対し、女性の左目に内出血があることを報告。その際、部屋のカメラを確認したものの、原因が分からなかったという趣旨の説明をしていた。
しかし、別の職員が改めて映像を確認したところ、西村容疑者が女性に暴行を加える様子が記録されていた。
施設の職員が警視庁に相談し、事件が明らかになった。西村容疑者は10月8日付で施設を解雇されている。
「3〜4月ごろから暴行」と供述 警視庁が余罪を捜査
西村容疑者は警察の調べに対し、容疑を認めている。
暴行を加えた理由については、ストレスの発散に加え、抵抗できない相手に暴力を振るう優越感や、発覚するかもしれないというスリルがあったと供述しているという。
さらに、西村容疑者は2026年3月から4月ごろから、女性を介助するたびに継続して暴行を加えていたという趣旨の供述もしている。
今回の逮捕容疑は10月4日から5日にかけての傷害事件だが、警視庁は、それ以前から女性に暴行を繰り返していた可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。
編集部まとめ
元職員は女性の左目の内出血について原因不明と説明していたが、別の職員が確認した施設内カメラには暴行の様子が記録されていた。
警視庁は、今回の逮捕容疑以外にも同じ女性への暴行がなかったか調べている。
週刊TAKAPI 編集部/松本
特記事項
本記事は、2026年10月13日夜までに公表された報道を基に構成しています。
元職員は傷害容疑で逮捕されており、継続的な暴行の有無については捜査段階です。刑事責任が確定したものではありません。
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