札幌市東区の路上で13歳の男子中学生がアイスピックで胸を刺され、14歳の男子中学生が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、北海道警は、少年らのグループ間にトラブルがあった可能性も視野に捜査を進めている。
事件当時、現場には双方の友人を含む複数人が集まっていたが、被害生徒と逮捕された少年には直接の面識がなかったという。
なぜ面識のない少年同士が同じ場所に集まり、刺傷事件に至ったのか。事件前の経緯は依然として明らかになっていない。
面識のない少年2人 現場には双方の友人
事件は10月20日午後4時20分ごろ、札幌市東区東苗穂11条3丁目付近の路上で発生した。
札幌市東区の14歳の男子中学生が、江別市に住む13歳の男子中学生の胸をアイスピックで1回刺し、殺害しようとした疑いが持たれている。
警察によると、当時はそれぞれの友人を含む複数人が現場に集まっていた。
警察は、グループ間に何らかのトラブルがあった可能性も視野に入れているが、トラブルの内容や発端は確認されていない。
少年らが現場に集まった理由や、事件直前にどのようなやり取りがあったのかが、捜査の焦点となっている。
「殺すつもりで胸を刺した」と供述
逮捕された少年は、警察の調べに対し「殺すつもりで胸を刺した」と供述し、容疑を認めているという。
事件後、少年は現場から立ち去ったが、警察は周辺の防犯カメラ映像や関係者への事情聴取などから特定。20日午後10時15分ごろ、札幌市東区内で逮捕した。
ただし、少年の供述だけで事件の動機が明らかになったわけではない。
事件以前からグループ間に対立があったのか、当日になってトラブルが生じたのかについても、確定した情報はない。
被害生徒は全治約3週間 凶器の入手経緯は不明
胸を刺された13歳の男子中学生は病院に搬送され、全治約3週間のけがと診断された。これまでの警察発表では、命に別条はないという。
今回の事件では、少年がアイスピックをどのような経緯で入手したのか、現場に持ち込んだ理由についても明らかになっていない。
また、凶器の回収状況や少年の送検について、10月23日時点で新たに裏付けられる公開情報は確認できていない。
警察は事件の動機や当時の状況を調べている。
学校内のいじめとの関係は確認されず
当事者がいずれも中学生であることから、学校での人間関係も関心を集めるが、今回の事件がいじめに起因するものだったと判断できる情報はない。
警察が調べているのは、複数の少年が現場に集まった経緯や、当事者間のトラブルの有無などだ。
被害生徒と逮捕された少年に直接の面識がなかったという事実だけで、背景に特定の対立や計画的な接触があったと結論付けることはできない。
今後、事件前の少年らの関係や、凶器を所持していた経緯がどこまで明らかになるかが注目される。
編集部まとめ
札幌市東区の中学生刺傷事件では、警察が少年らのグループ間にトラブルがあった可能性も含めて調べている。
被害生徒と逮捕された少年に直接の面識はなく、事件に至った理由は明らかになっていない。
少年らが現場に集まった経緯と凶器の入手状況が、事件の全容を解明するうえで重要となる。
特記事項
本記事は北海道警察の2026年10月20日付発表および10月21日夕方までに公表された捜査情報を基に構成した。少年の氏名や学校名は掲載せず、刑事責任が確定していないことに配慮した。
週刊TAKAPI 編集部/成田
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