
東京・表参道の美容院で働いていた33歳の美容師の男が、女性客への不同意わいせつの疑いで逮捕された。
警察によると、施術が終わったあと、男は女性を店内のトイレへ案内。鍵をかけて2人きりになり、身体に触れるなどの行為に及んだとされている。
「料金はいらない」「シャンプーをあげる」などと声をかけていたという。
女性は店を出たあとに警察へ相談し、事件が明らかになった。
今回の件でまず気になるのは、店の中で簡単に“密室”ができてしまう点だ。
トイレやバックヤードは外から見えないし、スタッフに案内されれば違和感も持ちにくい。結果として、誰にも気づかれずに2人きりの状況が成立してしまう。
もう一つは、美容師と客という関係性。
距離が近く、ある程度の信頼が前提になるからこそ、「ちょっと来てください」と言われればついていってしまう人も多いはずだ。そこにサービスや特典の話が重なれば、断りづらくなる空気も生まれる。
美容院という業態自体、1対1になる場面が多いのも事実だ。
時間帯や店の状況によっては、周りに人がいても実質的に“見えない場所で2人”という状態になることもある。
さらに、こういうケースはその場で声を上げにくい。
突然の出来事で判断が追いつかないこともあるし、相手が店のスタッフという立場だと強く出づらい。結果として、あとから相談する形になることも多い。
今回の事件は、特別な場所で起きたわけではない。
むしろ、多くの人が日常的に利用している空間の中で起きた。
だからこそ、店側の管理やルールのあり方も含めて、一度立ち止まって考える必要がありそうだ。

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