佐世保南高校女子バスケ部で不適切指導 キャプテン生徒が適応障害で転学、家族は「戒告では軽すぎる」

佐世保南高校女子バスケットボール部で顧問の不適切指導によりキャプテン生徒が適応障害と診断され転学した問題を伝える報道画像

週刊TAKAPI編集部/担当記者:成田

長崎県佐世保市の県立佐世保南高校で、女子バスケットボール部のキャプテンを務めていた女子生徒が、当時の顧問だった63歳の女性教諭から継続的に威圧的な言動を受け、適応障害と診断され、退部・転学に至っていたことが分かった。

長崎県教育委員会は5月15日、部活動中に生徒へ大声で怒鳴る、叱責するなど複数回の不適切な指導があったとして、女性教諭を戒告の懲戒処分とした。監督責任を問われた校長も口頭訓告を受けている。

被害生徒の父親によると、事案は昨年5月ごろから続いていたという。昨年7月、インフルエンザから回復した生徒が練習試合前に顧問へ謝罪した際、顧問から病気にかかるタイミングを責める趣旨の言葉を大声で浴びせられたとされる。

さらに昨年10月2日、学校が原則禁止していた朝練が行われた際、体調が優れなかった生徒が倉庫の椅子にもたれかかっていたところ、顧問からキャプテンとしての姿勢を強い口調で責められたという。解散時には部員が集められ、生徒を囲む形で叱責があったとされる。

その後の練習試合でも、生徒の表情や体調をめぐって強い言葉を受けたといい、父親は「認定されたのは一部だけ」と訴えている。生徒は食欲不振や吐き気などに苦しみ、3カ月で体重が7キロ減少。心療内科で適応障害と診断され、医師から退部を勧められた。

生徒は昨年10月に退部し、その後、学校に通うことも難しくなった。今年4月には別の高校へ転学した。校長と顧問から謝罪はあったものの、家族は「戒告では軽すぎる」として、処分の重さや責任の所在に疑問を示している。

部活動の指導は、生徒の成長を支える場である一方、指導者の言葉や態度が生徒の心身に大きな影響を与える。今回の事案では、キャプテンという責任ある立場の生徒が追い詰められ、退部だけでなく転学にまで至った。学校現場には、勝利や規律を重んじる指導と、生徒の安全・尊厳を守る指導の線引きが改めて問われている。

編集部コメント

今回の問題で重いのは、被害生徒が単に「部活を辞めた」のではなく、心身に不調をきたし、学校生活そのものを続けることが難しくなり、転学に至った点です。

キャプテンという立場は、責任感の強い生徒ほど逃げ場を失いやすいものです。顧問に認められたい、チームに迷惑をかけたくない、部員の前で弱音を吐けない。そうした心理の上に威圧的な言動が重なると、本人は限界を超えても助けを求めにくくなります。

今後は処分の重さだけでなく、再発防止策、部活動現場の監督体制、相談窓口が実際に機能していたのかが問われます。

本記事は、県教育委員会の処分内容および各社報道、被害生徒家族の証言をもとに構成しています。被害生徒は未成年のため匿名とし、プライバシー保護を最優先しています。教諭個人への過度な特定行為や、生徒・家族への誹謗中傷は控えてください。今後の発表により内容が更新される可能性があります。

Q1. 佐世保南高校女子バスケ部で何がありましたか?
A1. 女子バスケットボール部のキャプテンだった女子生徒が、顧問から継続的に威圧的な言動を受け、心身に不調をきたして退部・転学に至ったとされています。

Q2. 被害生徒はどのような症状が出ましたか?
A2. 食欲不振や吐き気などの体調不良があり、3カ月で体重が7キロ減少したとされています。その後、適応障害と診断されました。

Q3. 顧問への処分は何ですか?
A3. 長崎県教育委員会は、当時の顧問だった女性教諭を戒告の懲戒処分としました。

Q4. 校長への処分はありましたか?
A4. 監督責任を問われ、校長は口頭訓告を受けています。

Q5. 家族は何を訴えていますか?
A5. 家族は、被害生徒が退部・転学に至った結果を踏まえ、「戒告では軽すぎる」として、責任の所在や処分の妥当性に疑問を示しています。

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