長野県岡谷市の諏訪湖湖畔で、無許可で設置された釣り用の台座をめぐり、県が強制撤去に向けた手続きを進めている。
問題の台座は今年3月下旬、岡谷市の岡谷湖畔公園付近で確認された。県は、河川法に違反する不法占用行為にあたる可能性があるとして、設置者に撤去と原状回復を求める警告書を貼り付けた。
しかし、期限とされた5月11日を過ぎても台座は撤去されなかった。さらに、警告書がはがされる事態も発生。県職員はそのたびに現地へ向かい、警告書を張り直す対応を余儀なくされたという。
県諏訪建設事務所の担当者は、設置者が名乗り出ない状況について、「自覚のない行為ではなく、悪意を持ってやった確信犯だ。非常にやるせない」と語った。
県は6月26日、新たに公告書を掲示した。最終期限は7月27日。期限までに撤去されない場合、県が簡易代執行で台座を撤去する方針で、設置者が判明した場合は撤去費用の請求も検討される。
問題は岡谷市内だけにとどまらない。5月以降、諏訪市や下諏訪町でも同様の無許可台座が相次いで確認され、県が把握している数は約30基にのぼる。県はこれらについても警告を出し、撤去と原状回復を求めている。
一部の釣り人からは「釣り場が不足しているため、台座を作る人がいる」との声もある。ただ、公共の湖畔に許可なく工作物を設置する行為は、景観や安全管理、他の利用者への影響にも関わる。
県は、許可のない工作物の設置は違法行為にあたり、罰則の対象になり得るとして注意を呼びかけている。今後は7月27日の期限までに自主撤去が進むか、応じない場合に県が撤去へ踏み切るかが焦点となる。
編集部まとめ
今回の問題で注目されるのは、県が警告を出した後も台座が撤去されず、警告書がはがされる事態まで起きている点だ。岡谷市だけでなく、諏訪市や下諏訪町でも同様の無許可台座が確認されており、その数は約30基にのぼる。県は7月27日を期限に撤去を求め、応じない場合は簡易代執行で撤去する方針を示している。
県発表および各社報道を基に構成。設置者や撤去状況については今後の対応により更新される可能性があります。
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