高知・日高村の踏切で特急列車と乗用車が衝突 母親が1歳児を抱え避難、けが人なし

日高村の踏切で特急あしずり6号と乗用車が衝突し、母親と1歳児が事前に避難して無事だった事故を伝える報道アイキャッチ

2026年6月25日午前10時50分ごろ、高知県日高村のJR土讃線・丸田踏切で、踏切内に立ち往生していた乗用車に、須崎発高知行きの上り特急「あしずり6号」が衝突する事故があった。乗用車を運転していた20代の女性と、後部座席に乗っていた1歳の子どもは衝突前に避難しており無事だった。列車の乗員・乗客にもけがはなかった。

事故があったのは、JR土讃線の小村神社前駅―日下駅間にある丸田踏切。警察やJR四国などによると、女性が運転する乗用車は、雨で濡れた路面の影響とみられるスリップにより、踏切付近のカーブで脱輪。その後、踏切内で動けなくなったとみられている。

女性は車が立ち往生した直後、後部座席にいた1歳の子どもを抱きかかえて車外へ避難した。踏切内で列車を止める非常ボタンを探したものの、現場の踏切には非常ボタンが設置されていなかったという。

避難から数分後、2両編成の特急「あしずり6号」が乗用車に衝突した。車は大きく損傷し、特に後部座席付近が激しく壊れたが、母親と子どもは衝突前に離れていたため無事だった。列車には乗員2人と乗客4人が乗っていたが、いずれもけがは確認されていない。

この事故の影響で、JR土讃線は一部区間でおよそ1時間40分にわたり運転を見合わせた。警察は、雨天による路面状況や車が脱輪した経緯など、事故の詳しい原因を調べている。

事故の概要

  • 発生日時:2026年6月25日午前10時50分ごろ
  • 発生場所:高知県日高村、JR土讃線・丸田踏切
  • 区間:小村神社前駅―日下駅間
  • 関係車両:乗用車、上り特急「あしずり6号」
  • 列車:須崎発高知行き、2両編成
  • 乗用車の乗員:20代女性と1歳の子ども
  • 列車の乗員乗客:乗員2人、乗客4人
  • けが人:なし
  • 影響:土讃線の一部区間で約1時間40分運転見合わせ
  • 原因:雨で濡れた路面でスリップし、脱輪した可能性

踏切内で立ち往生 非常ボタンは設置されず

現場の丸田踏切には、列車の接近を知らせる設備はあるものの、非常時に列車へ異常を知らせる非常ボタンは設置されていなかったとされる。女性は車が動かなくなった後、列車を止めるためのボタンを探したが見つからず、子どもを連れて避難したという。

今回の事故では、母親が早い段階で避難を判断したことで人的被害は免れた。一方で、非常ボタンがない踏切で車が立ち往生した場合、運転者が列車に異常を知らせる手段が限られることが改めて浮き彫りになった。

雨天時のスリップが要因か

事故当時、現場周辺では雨の影響で路面が濡れていた。乗用車は踏切手前のカーブ付近でスリップし、前輪が脱輪したとみられている。

警察は、車の速度や路面状況、踏切周辺の道路構造などを確認し、事故に至った詳しい状況を調べている。JR四国も現場の確認を進め、踏切設備や安全対策について検討するとみられる。

踏切事故を防ぐために必要な対応

踏切内で車が動けなくなった場合、最も重要なのは車内にとどまらず、すぐに安全な場所へ避難することだ。非常ボタンがある踏切では、避難後にボタンを押して列車に異常を知らせる必要がある。

一方、非常ボタンが設置されていない踏切では、すぐに110番通報やJR・鉄道会社への連絡を行い、踏切名や場所を伝えることが重要となる。

今回の事故ではけが人は出なかったが、車の損傷状況から見ても、避難が少しでも遅れていれば重大事故につながるおそれがあった。地元では、非常ボタンの設置や雨天時のスリップ対策、踏切周辺の安全性向上を求める声も出ている。

編集部まとめ

今回の事故では、踏切内で動けなくなった乗用車に特急列車が衝突したが、母親が1歳児を抱えて早い段階で避難したことで、人的被害は免れた。車の損傷状況を考えると、避難判断が少しでも遅れていれば重大事故につながった可能性がある。

一方で、非常ボタンがない踏切で車が立ち往生した場合、運転者が列車に異常を知らせる手段は限られる。今後の焦点は、雨天時のスリップや脱輪の原因に加え、踏切設備や安全対策をどう見直すかという点だ。

Q1. 高知県日高村の踏切事故はいつ起きましたか?
A1. 2026年6月25日午前10時50分ごろ、高知県日高村のJR土讃線・丸田踏切で発生しました。

Q2. どの列車と車が衝突したのですか?
A2. 踏切内に立ち往生していた乗用車に、須崎発高知行きの上り特急「あしずり6号」が衝突しました。列車は2両編成でした。

Q3. けが人はいましたか?
A3. けが人は確認されていません。乗用車を運転していた20代女性と後部座席の1歳児は衝突前に避難しており、列車の乗員2人と乗客4人にもけがはありませんでした。

Q4. なぜ乗用車は踏切内で立ち往生したのですか?
A4. 雨で濡れた路面の影響により、踏切付近のカーブで車がスリップし、脱輪した可能性があります。警察が速度や路面状況、道路構造などを調べています。

Q5. 丸田踏切に非常ボタンはありましたか?
A5. 現場の丸田踏切には、非常時に列車へ異常を知らせる非常ボタンは設置されていなかったとされています。女性は非常ボタンを探したものの見つからず、1歳児を抱えて避難しました。

警察発表、JR四国発表および各社報道を基に構成。事故原因は現時点で調査中であり、今後の発表により内容が更新される可能性があります。踏切設備、非常ボタンの有無、運転見合わせ時間、乗員乗客数などは現時点の公表情報に基づいています。

週刊TAKAPI編集部/成田

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