小松特別支援学校の10歳男児、授業中に姿消す 3年前にも教室から外へ、約1.7km先の十二ヶ滝で死亡確認

石川県小松市の県立小松特別支援学校に通う10歳の男子児童が授業中に姿を消し、3年前にも教室から外へ出た行動があった中で、約1.7km離れた十二ヶ滝で死亡が確認された事案を伝える報道アイキャッチ

石川県小松市の県立小松特別支援学校に通う10歳の男子児童が、授業中に校内から姿を消し、学校から約1.7キロ離れた十二ヶ滝の滝つぼで発見され、死亡が確認された。

学校や消防によると、男子児童は6月30日午前11時ごろ、授業中に「トイレに行く」と話して席を立った。その後、教室に戻らず、行方が分からなくなった。

学校周辺の防犯カメラには、児童とみられる子どもが走る姿が映っていたという。学校、警察、消防などが周辺を捜索し、翌7月1日午前11時ごろ、消防隊員が十二ヶ滝の滝つぼで男子児童を発見した。

男子児童は救助後、病院に搬送されたが、死亡が確認された。目立った外傷はなかったという。

県立小松特別支援学校は7月1日午後に会見を開き、瀬川真司校長が「この度亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

瀬川校長は男子児童について、「明るい性格で、周囲の大人によく話しかける子だった」と説明し、児童の死を悔やむ様子を見せた。

今回、特に焦点となるのは、男子児童に過去にも教室から外へ出た行動があった点だ。

関係者によると、男子児童は3年前にも授業中に1人で教室から外へ出たことがあり、学校側はその後、児童が1人にならないよう見守りを強化していたという。

しかし今回は、男子児童が「トイレに急いでいる」と訴えたため、学校側は1人でトイレへ向かわせる判断をした。その後、児童は校内から姿を消した。

児童が使用したとみられる非常口は、前夜に施錠されていたとされる。警察は、児童自身が鍵を開けて外に出た可能性も含め、当時の状況を調べている。

学校側は、これまで児童の特性を踏まえた安全対策を講じてきたとしている。ただ、瀬川校長は会見で「対策が十分ではなかった」と認め、謝罪した。

今後は、男子児童がどのルートで校外へ出たのか、トイレへ向かう際の見守り判断は適切だったのか、非常口の管理に問題はなかったのか、3年前の行動歴を踏まえた安全対策が十分に機能していたのかが問われる。

編集部まとめ

今回の事案で最も重い焦点は、男子児童に3年前にも授業中に1人で教室から外へ出た行動があり、学校側が見守りを強化していたとされる中で、なぜ再び1人で校外へ出たとみられる状況が起きたのかという点だ。

確認すべきポイントは次の4点。

・「トイレに行く」と席を立った児童を、なぜ1人で向かわせたのか
・3年前の行動歴を踏まえた見守り体制は十分だったのか
・非常口の施錠管理と校外へ出たルートに問題はなかったのか
・児童の特性に応じた安全対策が、現場で実際に機能していたのか

男子児童は、学校から約1.7キロ離れた十二ヶ滝の滝つぼで発見され、死亡が確認された。学校側は会見で謝罪し、「対策が十分ではなかった」と認めている。

今後は、警察による経緯確認に加え、県教委や学校側がどのような再発防止策を示すのかが問われる。

記事注記:学校・消防・警察関係者への取材、各社報道を基に構成しています。児童のプライバシーに配慮し、個人特定につながる情報は抑制しています。現時点で確認中の内容があり、今後の発表や報道により更新される可能性があります。

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