警視庁は、外国人技能実習生の企業紹介や支援を担う監理団体の職員ら3人を、風営法違反の疑いで逮捕した。禁止区域内で「タイ古式マッサージ」などを掲げた店舗を運営し、女性従業員に男性客への性的サービスを提供させた疑いが持たれている。
逮捕されたのは、監理団体職員の袴田直樹容疑者(50)と、タイ国籍のミサキ・ニットワンラー容疑者(50)ら3人。
警視庁によると、袴田容疑者らは今年6月ごろ、東京都台東区内の「リフレッシュスパ上野」など計4店舗で、風俗営業が禁止されている地域にもかかわらず、性的サービスを提供する営業を行っていた疑いがある。
店舗は表向き、タイ古式マッサージ店として営業していたとみられる。しかし、警視庁は実態として、禁止区域内で風営法に抵触するサービスが行われていた可能性があるとみている。
捜査関係者によると、袴田容疑者は本来、外国人技能実習生を受け入れ企業に紹介し、生活面や就労面を支援する監理団体の職員として活動していた。技能実習制度に関わる立場でありながら、ミサキ容疑者が関係する店舗経営に深く関与していた疑いがある。
袴田容疑者は、約5年前に客として別のマッサージ店を訪れた際、ミサキ容疑者と知り合ったとされる。その後、店舗の運営側に関わるようになった可能性があり、警視庁は2人の関係や経営実態を調べている。
警察の調べでは、4店舗は2022年ごろから約4年間にわたり営業し、合計で約1億3680万円を売り上げていたと推定されている。警視庁は、店舗の売上管理、従業員の雇用実態、営業内容、監理団体職員としての立場との関係についても確認を進めている。
取り調べに対し、袴田容疑者とミサキ容疑者は容疑を否認している。一方、逮捕されたもう1人は容疑を一部認めているという。
今回の事件で注目されるのは、単なる違法風俗営業疑惑にとどまらない点だ。外国人技能実習生を企業に紹介・支援する監理団体の職員が、禁止区域内の違法営業に関与した疑いが持たれていることは、制度への信頼にも関わる。
監理団体は、外国人技能実習生の受け入れ先企業を監督し、実習生の生活・就労環境を支える役割を持つ。本来は外国人労働者を保護し、適正な受け入れを支える立場にある。その職員が、別の外国人関係者とともに違法営業に関与した疑いがあるとすれば、監理団体の内部管理や職員の副業・利益相反のチェック体制も問われる。
警視庁は今後、店舗の実態に加え、売上の流れ、関係者の役割分担、監理団体の業務との接点があったかどうかを慎重に調べる方針だ。
編集部まとめ
警視庁は、外国人技能実習生の紹介・支援を行う監理団体の職員ら3人を、風営法違反の疑いで逮捕した。
容疑の核心は、東京都台東区内の禁止区域で、タイ古式マッサージ店を装い、性的サービスを提供する営業を行っていた疑いがある点にある。
逮捕されたのは、監理団体職員の袴田直樹容疑者、タイ国籍のミサキ・ニットワンラー容疑者ら3人。
4店舗の売上は、2022年ごろから約4年間で約1億3680万円に上るとみられている。
袴田容疑者とミサキ容疑者は容疑を否認し、もう1人は一部認めている。
今後は、店舗の営業実態、売上の流れ、監理団体職員としての立場との関係、内部管理の不備が焦点となる。
記事注記:警視庁発表、捜査関係者への取材内容、各社報道を基に構成。逮捕は容疑段階であり、有罪が確定したものではありません。今後の捜査・発表により内容が更新される可能性があります。
Q1. 誰が逮捕されたのですか?
A1. 外国人技能実習生の紹介・支援を行う監理団体の職員・袴田直樹容疑者、タイ国籍のミサキ・ニットワンラー容疑者ら3人です。
Q2. 容疑は何ですか?
A2. 風俗営業が禁止されている区域で、性的サービスを提供する営業を行った風営法違反の疑いです。
Q3. 店舗はどこにあったのですか?
A3. 東京都台東区内の「リフレッシュスパ上野」など計4店舗とされています。
Q4. 売上はどのくらいあったとみられていますか?
A4. 2022年ごろから約4年間で、4店舗合計約1億3680万円の売上があったと推定されています。
Q5. 今後の捜査の焦点は何ですか?
A5. 店舗の営業実態、売上の流れ、容疑者らの役割分担、監理団体職員としての立場との関係、余罪の有無が焦点となります。

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