マッチングアプリで知り合った70代男性に恋愛感情を抱かせ、現金およそ42万円をだまし取ったとして、警視庁は3日、横浜市在住の会社員・広重果音容疑者(22)を詐欺の疑いで逮捕した。
各社報道によると、広重容疑者は2025年3月ごろ、マッチングアプリを通じて男性と知り合い、「愛してる」などと好意を示すメッセージを繰り返し送っていたとされる。警視庁は、男性の恋愛感情や信頼につけ込み、大学院の受験料や入学金名目で金銭を要求した疑いがあるとみている。
被害に遭ったのは、妻を亡くした70代の男性。食事をともにできる相手を探す目的で、マッチングアプリを利用していたという。
広重容疑者とはアプリ上でやり取りを重ね、2025年5月には実際に会う関係に発展したとみられる。その後、広重容疑者は男性に対し、「大学院の受験料が必要」「入学金が足りない」などと説明。男性は現金を渡したり、指定された口座に振り込んだりしたとされる。
警視庁によると、被害額はまず4万円、さらに追加で38万円のあわせておよそ42万円にのぼる。広重容疑者はその後も、「がんで入院している」などと偽り、入院費名目で200万円近くを要求していた疑いもあるという。
男性は2026年4月になって不審に思い、警察に相談。被害が明らかになった。
男性は取材に対し、甘い言葉で金を求める手口は本来なら見抜けると思っていたものの、今回はなかなか見破れなかったという趣旨の話をしている。
警視庁は、広重容疑者が男性の孤独感や恋愛感情を利用した、いわゆるロマンス詐欺の手口だったとみて、余罪の有無や詳しい経緯を調べている。
ロマンス詐欺は、マッチングアプリやSNSなどで知り合った相手に恋愛感情や信頼関係を抱かせ、学費、医療費、事業資金、渡航費などの名目で金銭を求める手口。近年は若年層だけでなく、中高年や高齢者の被害も確認されている。
警察は、アプリやSNSで知り合った相手から金銭を求められた場合、すぐに応じず、家族や友人、警察などに相談するよう呼びかけている。
特に、
「入学金が足りない」
「病気で入院費が必要」
「すぐ返すから貸してほしい」
「あなただけが頼り」
「家族には言わないで」
「今日中に振り込んでほしい」
といった言葉が出た場合は、注意が必要だ。
警視庁は、詳しい経緯と余罪の有無を調べている。
編集部まとめ
今回の事件では、マッチングアプリで知り合った70代男性に対し、「愛してる」などの言葉で好意を示したうえで、大学院の受験料や入学金名目で金銭をだまし取った疑いが持たれている。
警視庁はロマンス詐欺の手口とみており、さらに入院費名目で200万円近くを要求していた疑いについても調べている。
アプリやSNSで知り合った相手から金銭の話が出た場合は、関係性にかかわらず慎重な確認が必要だ。
本記事は、警視庁発表および各社報道を基に構成しています。逮捕は容疑段階であり、広重果音容疑者の認否や刑事責任の有無は、今後の捜査および司法手続きで判断されます。現時点で確認中の情報を含むため、今後内容が更新される可能性があります。
週刊TAKAPI編集部/一条
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