横浜市議会の田中優希議員(50)は3日、横浜市役所で記者会見を開き、昨年10月の公式視察中、同僚の谷田部孝一議員(76)から同意のないキスを受けたとして、神奈川県警に被害を相談していたことを明らかにした。
この問題をめぐっては、谷田部議員が1日、不同意わいせつ容疑で書類送検されており、3日付で立憲民主党を離党した。
会見で田中議員は、「同じような被害に遭う人が一人でも少なくなることを願う」と述べ、被害を受けた際に早い段階で警察へ相談する重要性を訴えた。
田中議員によると、問題の行為があったのは、昨年10月に行われた大分県への公式視察中。視察後の会食で飲酒を伴ったあと、宿泊先ホテルのエレベーター内で突然キスをされたという。
捜査関係者によると、当時の一行には谷田部議員と田中議員らが含まれており、防犯カメラ映像が証拠として確認されたとされる。田中議員は昨年11月に警察へ相談し、およそ8か月にわたる捜査を経て、今回の書類送検に至った。
田中議員は会見で、過去にも党関係者から性被害を受けた経験があり、その際に声を上げられなかった後悔があったと説明した。そのうえで、今回は実名で公表する判断に至ったと明かした。
一方、谷田部議員は代理人弁護士を通じて、「キスをした事実はなく、不同意わいせつに該当する行為は一切行っていない」とコメントし、容疑を全面的に否定している。真実究明のため、捜査に協力する姿勢も示した。
谷田部議員は横浜市金沢区選出の9期目で、市議会副議長を務めた経験を持つベテラン議員。今回の問題は、地方議会におけるハラスメント防止や相談体制のあり方をめぐっても波紋を広げそうだ。
SNS上では、田中議員が実名で会見に踏み切ったことに注目が集まっている。
「実名で会見するのは相当な覚悟だったと思う」
「議会の中で起きた問題なら、組織としての対応も問われる」
「全面否定している以上、今後の捜査と説明が重要になる」
こうした声が出ており、個人間のトラブルとしてではなく、議会内のハラスメント対応を問う問題として受け止める動きが広がっている。
横浜市議会は今後、内部対応を検討するとみられ、県警の捜査の行方とあわせて議会側の対応も焦点となる。
編集部まとめ
横浜市議会の田中優希議員は、公式視察中に谷田部孝一議員から同意のないキスを受けたとして実名で会見し、被害相談の経緯を公表した。谷田部議員は不同意わいせつ容疑で書類送検されている一方、代理人を通じて行為を全面否定している。今後は捜査の行方に加え、横浜市議会の対応も注目される。
特記事項:本記事は、会見内容、公開情報、関係資料、報道内容をもとに週刊TAKAPI編集部が整理・構成しました。書類送検は捜査機関による手続きであり、有罪を意味するものではありません。事実関係や法的評価は今後の捜査・判断で変わる可能性があります。
担当:週刊TAKAPI編集部/一条
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