高校野球の強豪として知られる高知中央高校で、学校食堂の廃止と校内コンビニ導入をめぐり、保護者から不満の声が上がっている。高知市大津乙の同校は、5月13日に食堂を閉鎖し、6月1日、跡地にセブン-イレブンを開店した。
同校の学校案内では、これまで「200円食べ放題学食で学べる食育の推進」を掲げてきた。公式サイト上でも「学食は200円食べ放題」「栄養バランスの取れた食事は食べ盛りのみんなも大満足」と紹介されており、食堂は学校生活の大きな特色として打ち出されていた。
そのため、特に寮生の保護者からは反発が出ている。同校には約700人の生徒が在籍し、約3分の1が寮生活を送る。寮生は約240人規模とみられ、食堂は朝昼晩の食事を支える役割を担ってきた。入学時に食事環境を重視した家庭にとって、入学直後の変更は大きい。
一方で、学校側にも事情はある。食堂を運営していた業者は、食材費の上昇や人手不足で運営継続が難しくなっていた。調理や配送を担う人材の確保も厳しく、他の業者を探したものの、代替先が見つからなかったとされる。
学校側は、コンビニ専用の3万円分ポイントを寮生に付与し、自炊に対応するため寮の調理設備も拡充する方針だ。校内セブン-イレブンでは食品、文房具、日用品などを扱い、生徒の要望を受けて品ぞろえを調整していくという。
ただ、スポーツ強豪校では、食事量と栄養管理が生徒の生活や競技活動に直結する。高知さんさんテレビは、部活動生の対応例として、バスケットボール部員が自分たちで15合の米を炊いている様子も報じた。単なる「買える場所の確保」で片付けられる問題ではない。
高知中央高校に求められるのは、コンビニ導入の是非だけでなく、食堂を前提に入学した家庭への説明、寮生の食費負担、栄養面の確認体制を具体的に示すことだ。今回の問題は、私立高校の経営再建と生徒の生活保障のバランスを問う事例となっている。
Q. 高知中央高校で何が起きたのか。
A. 5月13日に学校食堂が閉鎖され、6月1日に校内の跡地へセブン-イレブンが開店しました。
Q. なぜ保護者が不満を持っているのか。
A. 学校案内で「200円食べ放題学食」や食育を打ち出していたため、寮生の食事環境を重視して入学を決めた家庭から説明不足への不満が出ています。
Q. 学校側はどのような対応をしているのか。
A. 寮生にコンビニ専用ポイントを付与し、自炊設備の拡充や店内商品の調整を進める方針です。
Q. 今後の焦点は何か。
A. 寮生の食費負担、栄養バランス、朝夕の食事確保、保護者への追加説明です。
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