福岡県警は5月28日、特定危険指定暴力団・工藤会系組員の寺脇仁容疑者(22)=福岡市南区桧原5丁目=ら3人を、売春防止法違反や児童福祉法違反などの疑いで逮捕したと発表した。
逮捕容疑は2025年9月、北九州市小倉南区に住む少年6人=いずれも当時19歳=と共謀し、同市内のホテルで、当時15歳の女子中学生に売春をさせた疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
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県警によると、寺脇容疑者らは匿名性の高い通信アプリを使い、少年らに売春営業の方法を指示していたとみられる。少年らは出会い系サイトで客を募り、料金や場所の調整、ホテルへの送迎などを担っていたという。
捜査関係者によると、2025年9月から2026年1月ごろまでに、未成年の少女約10人が同様の被害に遭った可能性がある。売り上げは月約200万円に上ったとみられ、その一部が寺脇容疑者らに渡っていた疑いもある。
警察は、暴力団関係者が少年らを介して未成年者に売春をさせていた可能性があるとみて、指示系統や資金の流れを調べている。匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」との関連も視野に捜査を進める。
SNSや出会い系サイトを悪用した児童被害は、被害が表に出にくく、背後に指示役や資金回収役がいる場合もある。今回の事件は、未成年者を狙う犯罪がネット上の連絡手段と結びつき、組織的に広がる危険性を示している。警察や学校、家庭には、子どもの異変を早く把握し、被害を防ぐ取り組みが求められる。
編集部まとめ
福岡県警は、北九州市で当時15歳の女子中学生に売春をさせた疑いで、特定危険指定暴力団・工藤会系組員の寺脇仁容疑者ら3人を逮捕した。事件では、北九州市小倉南区に住む当時19歳の少年6人が関与したとされ、匿名性の高い通信アプリで指示を受け、出会い系サイトで客を募り、料金や場所の調整、ホテルへの送迎などを担っていた疑いがある。
捜査関係者によると、2025年9月から2026年1月ごろまでに、未成年の少女約10人が同様の被害に遭った可能性があり、売り上げは月約200万円に上ったとみられる。警察は、売り上げの一部が寺脇容疑者らに渡っていた疑いもあるとみて、指示系統、資金の流れ、暴力団の資金源化の有無を調べている。
今回の事件は、暴力団関係者、少年グループ、匿名性の高い通信アプリ、出会い系サイトが結びついた未成年被害事件として重大性が高い。福岡県警は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウとの関連も視野に捜査しており、未成年者を狙う犯罪がネット上で組織化される危険性が改めて浮き彫りになった。
この記事の要点Q&A
Q. 何が起きたのか。
A. 福岡県警は、北九州市で当時15歳の女子中学生に売春をさせた疑いで、工藤会系組員の寺脇仁容疑者ら3人を逮捕しました。
Q. 誰が関与したとされているのか。
A. 寺脇仁容疑者ら3人のほか、北九州市小倉南区に住む当時19歳の少年6人が共謀した疑いが持たれています。
Q. 少年らは何をしていたのか。
A. 出会い系サイトで客を募り、料金や場所の調整、ホテルへの送迎などを担っていたとみられています。
Q. 被害規模はどの程度とみられているのか。
A. 2025年9月から2026年1月ごろまでに、未成年の少女約10人が同様の被害に遭い、売り上げは月約200万円に上った可能性があります。
Q. トクリュウとの関連はあるのか。
A. 福岡県警は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウとの関連も視野に、指示系統や資金の流れを調べています。
Q. この事件の焦点は何か。
A. 未成年者への被害実態、暴力団関係者への資金の流れ、少年グループへの指示内容、トクリュウとの関連です。
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