北海道江別市で2024年10月、男子大学生の長谷知哉さんが集団暴行を受け死亡した事件で、札幌地裁は6月3日、強盗致死罪などに問われている川村葉音被告、滝沢海裕被告、当時16歳の少年の3人について、「強盗致死罪が成立する」との中間判断を示した。
強盗致死罪の法定刑は、死刑または無期懲役。裁判員裁判では、3人が長谷さんから現金やクレジットカードなどを奪った後、暴行を加えて死亡させたとされる一連の行為について、どの罪が成立するかが大きな焦点となっていた。
事件は2024年10月、江別市内の公園で発生した。起訴内容によると、3人は長谷さんに対し「全部出せ」などと迫り、金品を奪ったうえで、殴る、蹴るなどの暴行を加えたとされる。長谷さんはその後死亡した。
6月2日の中間論告で、検察側は金品を要求した後の暴行が死亡につながったと主張。弁護側も罪名について大きく争わない姿勢を示していた。札幌地裁は3日、証拠関係や遺体の状況などを踏まえ、金品要求後の暴行によって死亡したと認定できると判断した。
今回の中間判断により、今後の審理は量刑が最大の争点となる。3人の裁判は分離され、それぞれの関与の程度、事件当時の年齢、犯行への主体性、反省の有無、遺族感情などが個別に審理される見通しだ。
判決は6月25日に言い渡される予定。法定刑が極めて重い強盗致死罪について、札幌地裁が3人それぞれにどのような量刑判断を示すのかが注目される。
この記事の要点Q&A
札幌地裁は何を判断しましたか。
川村葉音被告、滝沢海裕被告、当時16歳の少年について、強盗致死罪が成立すると中間判断を示しました。
強盗致死罪の法定刑は何ですか。
法定刑は死刑または無期懲役です。
今後の争点は何ですか。
3人それぞれの関与の程度、年齢、反省の有無、遺族感情などを踏まえた量刑判断です。
判決はいつですか。
判決は6月25日に予定されています。

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