【続報】牧之原市立相良中学校ネットバンキング詐欺被害 保護者説明会で口座情報閲覧の可能性を説明 生徒個人情報の流出は確認されず

静岡県牧之原市の市立相良中学校で発生したネットバンキング詐欺被害をめぐり、学校側は6月2日夜、保護者向け説明会を開き、被害の経緯と情報流出の確認状況を説明した。被害額は約1000万円規模で、3年生の学年会費として管理されていた修学旅行積立金や卒業アルバム製作費などの口座から、不正送金されたことが改めて確認された。

学校側の説明によると、事務職員のパソコンが遠隔操作された際、保護者の口座番号や名義のカタカナ表記が閲覧された可能性がある。ただし、学校側は、この情報だけで保護者個人の口座から勝手に出金されることは、金融機関の仕組み上できないと説明した。専門業者によるログ解析では、これまでに生徒の個人情報が外部に流出した事実は確認されていないという。

被害は5月29日午後2時ごろに発生した。60代の女性事務職員がパソコン作業中に表示されたエラーメッセージを見て、画面に表示された連絡先へ電話した。その後、相手の指示に従って操作した結果、パソコンを遠隔操作され、学校管理口座から不正送金された。金融機関からの問い合わせで被害が判明し、学校はインターネット接続を遮断したうえで警察に相談した。

今回被害を受けたのは、生徒の給食費や諸会費を管理する口座とされる。特に3年生の修学旅行積立金や卒業アルバム製作費が含まれていたことから、保護者の間では、今後の補填方法や追加負担の有無に強い関心が集まっている。牧之原市教育委員会は、被害額について保険が適用されるか確認を進めている。

今後の焦点は、被害額の最終確定、不正送金先の特定、保護者負担を発生させない補填方法、警察による捜査の進展、そして再発防止策の具体化となる。送金時の複数人確認、ネットバンキング利用時の権限管理、職員へのサポート詐欺対策研修、外部から遠隔操作されない端末管理の徹底が求められる。

学校側は説明会で保護者に謝罪し、牧之原市教育委員会も事案を重く受け止めている。生徒個人情報の流出は確認されていないものの、学校会計を狙ったサポート詐欺被害として、教育現場の情報セキュリティと公金管理のあり方が改めて問われている。

編集部まとめ

牧之原市立相良中学校のネットバンキング詐欺被害では、約1000万円規模の学年会費が不正送金された。保護者説明会では、保護者の口座番号や名義が閲覧された可能性が説明された一方、生徒個人情報の流出は確認されていない。今後は、被害金の補填、保険適用の可否、送金先の特定、警察捜査、再発防止策が焦点となる。

この記事の要点Q&A

何が起きたのですか。
牧之原市立相良中学校で、サポート詐欺により学校管理口座から約1000万円規模の不正送金が発生しました。

被害金は何の口座から送金されましたか。
3年生の学年会費、修学旅行積立金、卒業アルバム製作費などを管理する口座から送金されたとされています。

生徒の個人情報は流出しましたか。
専門業者のログ解析では、これまでに生徒個人情報の流出は確認されていません。

保護者口座から勝手に出金される可能性はありますか。
学校側は、口座番号や名義だけで保護者個人の口座から出金されることは金融機関の仕組み上できないと説明しています。

今後の焦点は何ですか。
被害金の補填、保険適用、不正送金先の特定、警察捜査、再発防止策です。

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