ゆいぴす氏、マンジャロ発信問題で謝罪 薬機法上の問題認めアンバサダー辞退、活動休止へ

人気キャバクラ嬢でインフルエンサーのゆいぴす氏が6月3日、自身のXで、2型糖尿病治療薬「マンジャロ」をめぐる一連の発信について謝罪した。YouTube番組での使用体験談や、関連オンラインサービスのアンバサダー就任がSNS上で批判を集めていた問題で、本人は薬機法上の問題を含む内容だったと認め、関連活動の辞退とインフルエンサー活動の休止を発表した。

発端となったのは、YouTube番組「LAST CALL」での発信だった。ゆいぴす氏は番組内でマンジャロの使用経験を語り、その後、実業家・溝口勇児氏が出資する関連オンラインサービスのアンバサダーに就任。これに対しSNSでは、医療用医薬品をダイエット目的で広める内容ではないか、薬機法や医療広告上の問題があるのではないか、との批判が相次いだ。

ゆいぴす氏は謝罪文で、不快や不安を感じた人々に謝罪し、影響力を持つ立場としての責任を痛感していると説明した。自身としては、リスクの記載を徹底することや、販売側が他者への使用を推奨しないことを確認していたため問題ないと判断していたという。しかし、その判断は誤りだったとし、自身の投稿をきっかけにマンジャロを購入した人に対しては、改めて医師や薬剤師からリスク説明を受けたうえで使用するよう呼びかけた。

マンジャロは本来、2型糖尿病の治療薬として使われる医療用医薬品である。食欲抑制作用が注目される一方で、糖尿病未診断者による美容・ダイエット目的の使用や、オンラインでの安易な購入が問題視されている。今回の炎上は、単なるインフルエンサーの発言ミスではなく、医療用医薬品を「痩せる手段」として見せる広告の危うさを浮き彫りにした。

また、ゆいぴす氏は運営側との認識の違いを理由に、マンジャロ関連アンバサダーを辞退すると発表した。契約書への署名はなく、報酬も受け取っていないという。さらに、LAST CALLをはじめ、ブレイキングダウン、リアルバリュー、ラストコールコレクションなどの関連番組・イベント出演、Vクリニックやダイエットビューティークリニックのアンバサダー活動も辞退する。

加えて、キャバクラの本業を除き、インフルエンサーとしての活動もしばらく休止するとした。すでに収録済みのLAST CALL4話分と、今後放送予定のホストコール3話分については、6月3日の決定以前に収録されたものだと説明している。

今回問われているのは、ゆいぴす氏個人の謝罪だけではない。医薬品を扱うサービス側、番組側、広告主側が、薬機法や医療広告のリスクをどこまで確認していたのかも問われる。SNS時代の医療広告は、体験談の形を取れば許されるものではない。影響力のある人物が医薬品を語る以上、その発信は視聴者の行動を直接動かす。今回の謝罪は、インフルエンサー広告が医療領域に踏み込む危うさを示した事例となった。

解説動画

この記事の要点Q&A

Q1. ゆいぴす氏は何を謝罪したのですか。
2型糖尿病治療薬マンジャロをめぐる一連の発信について、薬機法上の問題を含む内容だったとして謝罪しました。

Q2. 何が問題視されたのですか。
医療用医薬品であるマンジャロについて、ダイエット目的の使用体験談や関連サービス紹介が、広告や推奨に見える点が問題視されました。

Q3. ゆいぴす氏は今後どうするのですか。
マンジャロ関連アンバサダーを辞退し、本業のキャバクラ以外のインフルエンサー活動を当面休止すると発表しました。

Q4. 今後の焦点は何ですか。
本人の発信責任だけでなく、番組側、広告主、オンラインサービス運営側が薬機法や医療広告の確認体制を整えていたのかが焦点になります。

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