糸満市立三和中学校でコンクリート片が落下 重さ約5キロ、けが人なしも市教委が謝罪

沖縄県糸満市の市立三和中学校で、屋外階段のコンクリート外壁の一部が剥離し、落下していたことが分かった。

落下したコンクリート片は、長辺約50センチ、短辺約15センチ、厚さ約3センチで、重さは約5キロ。生徒や教職員にけがはなかったが、糸満市教育委員会は重大な事故事案として、保護者に文書で謝罪した。

特別教室棟の踊り場で発見

市教育委員会によると、11日正午過ぎ、三和中学校の特別教室棟1階と2階の間にある踊り場の床に、コンクリート片が落ちているのを学校職員が発見した。

現場は校内の屋外階段付近で、発見後、学校側は周辺を立ち入り禁止とした。

生徒や教職員にけがは確認されていないが、重さ約5キロのコンクリート片が落下したことを考えれば、一歩間違えば重大事故につながるおそれがあった。

建設から38年、経年劣化か

三和中学校の該当施設は1988年8月に建設され、すでに38年が経過している。

市教委は、経年劣化によって鉄筋が腐食し、コンクリートにひび割れが生じたことで、外壁の一部が剥離・落下したとみている。

発覚後、市教委は専門業者とともに、ほかにも危険性のある場所がないか調査を実施。今後は、鉄筋の防さび処置やコンクリートのはつり作業などを行い、危険箇所を取り除く方針だ。

市教委は保護者に謝罪

糸満市教育委員会は今回の事案について、重大な事故事案として保護者に文書で謝罪した。

また、同様の事例が再び起きないよう、学校施設の維持管理や点検を強化する考えを示している。

学校施設は、生徒が毎日過ごす場所であり、安全であることが大前提だ。老朽化した校舎や設備については、事故が起きてから対応するのではなく、事前の点検と修繕が求められる。

学校施設の老朽化と安全点検

今回の事案は、けが人が出なかったことで終わらせてはいけない。

コンクリート片が落下した場所や時間帯によっては、生徒や教職員に直撃する危険もあった。特に学校施設では、登下校時、休み時間、授業移動などで多くの生徒が移動するため、老朽化による外壁や天井、階段まわりの劣化は重大なリスクとなる。

市教委には、三和中学校だけでなく、市内の学校施設全体についても、同様の危険箇所がないか点検を進めることが求められる。

Q&A 三和中学校のコンクリート片落下でわかっていること

Q. どこでコンクリート片が落下しましたか?

沖縄県糸満市立三和中学校の特別教室棟にある屋外階段付近で、コンクリート外壁の一部が剥離し、踊り場の床に落下していたということです。

Q. 落下したコンクリート片の大きさは?

長辺約50センチ、短辺約15センチ、厚さ約3センチで、重さは約5キロとされています。

Q. けが人はいましたか?

生徒や教職員にけがはありませんでした。

Q. 原因は何とみられていますか?

建設から38年が経過しており、市教委は経年劣化による鉄筋の腐食でコンクリートにひび割れが生じ、落下したとみています。

Q. 今後の対応は?

現場付近を立ち入り禁止にしたうえで、専門業者と調査を行い、鉄筋の防さび処置やコンクリートのはつり作業などで危険箇所を取り除く方針です。


【記事情報】
執筆:週刊TAKAPI編集部
担当記者:一条
編集:成田
責任編集:たかぴ
確認:週刊TAKAPI編集部

本記事は、公開情報および報道内容をもとに作成しています。学校施設の安全管理、老朽化対策、再発防止の観点から構成しています。掲載内容に誤りや補足情報がある場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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