【社会】ひろゆき氏「トクリュウ」呼称変更を提案 暴走族「珍走団」例に「珍流団とかどう?」

実業家の西村博之氏、通称ひろゆき氏が27日、自身のSNSで、匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の呼び方を変えるべきだとの考えを示した。暴走族が「珍走団」と呼ばれた例を挙げ、犯罪グループに特別感を与えない呼称として「珍流団」という案を示した。

ひろゆき氏は投稿で、暴走族が「珍走団」と呼ばれるようになったことで、恥ずかしさが広がり、勢いを失ったとの見方を示した。そのうえで、トクリュウについても「珍流団とか呼び方を変えた方がいいんじゃない?」と提案。犯罪グループを怖い存在として扱うのではなく、笑われる対象として扱うことで、若者が関わる動機を弱められるのではないかという考えを示した形だ。

トクリュウは、匿名・流動型犯罪グループの略称として使われている。SNS上の闇バイト募集などで実行役を集め、匿名性の高い通信アプリで指示を出し、強盗、特殊詐欺、窃盗などに関与するとされる。実行役が入れ替わり、指示役が表に出にくい点が特徴で、全国の警察が対策を強めている。

動画解説

近年は、闇バイトに応募した若者が実行役として事件に関わるケースが相次いでいる。高額報酬をうたう募集に応じた後、個人情報を握られ、指示役から抜けられなくなる事例もある。犯罪グループ側は「簡単」「高収入」「即日払い」などの言葉で若者を誘い込み、現場では使い捨てにする。

ひろゆき氏の提案は、そうした入口部分に対する発信ともいえる。犯罪グループに「裏社会」「組織」「指示役」といった重い響きを与えるのではなく、関わること自体が恥ずかしいという空気を作る。呼称の変更だけで事件を止めることはできないが、若年層への抑止策として、言葉の扱い方が議論になっている。

SNS上では、ひろゆき氏の投稿に対し、「珍流団は分かりやすい」「犯罪をかっこよく見せないのは大事」といった声が出ている。一方で、「呼び方だけでは意味がない」「摘発と教育が先だ」といった意見もある。

実際に、トクリュウ型の事件では、指示役の特定、通信アプリの解析、資金の流れ、海外逃亡の有無など、捜査は広い範囲に及ぶ。呼称を変えるだけでは、犯罪の実行を止めることは難しい。警察による摘発、SNS事業者の対応、家庭や学校での注意喚起、相談窓口の周知が必要になる。

ただ、若者が犯罪に関わる入口では、言葉の印象が影響することもある。「トクリュウ」という呼び方が特別な集団のように聞こえるなら、別の呼び方で印象を変えるという考え方には一定の分かりやすさがある。

ひろゆき氏の投稿は、犯罪グループの呼び方をめぐる議論を広げた。相次ぐ闇バイト事件を前に、社会がどのような言葉で犯罪を伝え、若者にどう届かせるのか。呼称変更の是非を含め、トクリュウ対策は新たな段階に入っている。

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編集部まとめ

ひろゆき氏は、匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」について、呼び方を「珍流団」などに変える案を示した。犯罪グループに特別感を与えず、若者が関わることを恥ずかしいと感じる空気を作る狙いがある。一方で、呼称変更だけで事件を防ぐことは難しく、摘発、闇バイト募集の監視、若年層への注意喚起を同時に進める必要がある。

Q. ひろゆき氏は何を提案したのですか。
A. 匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」の呼び方を、犯罪グループが特別に見えない名称に変えるべきだと提案しました。

Q. なぜ「珍走団」の例を出したのですか。
A. 暴走族を揶揄する呼び方として広がった「珍走団」を例に、犯罪グループに特別感を与えない呼称の効果を示すためです。

Q. 呼び方を変えればトクリュウ犯罪は減るのですか。
A. 呼称変更だけで止まる問題ではありません。摘発、闇バイト募集への注意喚起、若者が相談できる窓口の周知と合わせて進める必要があります。

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