ジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙開発企業Blue Originの大型ロケット「New Glenn」が、米フロリダ州ケープカナベラルで行われていた静的燃焼試験中に爆発した。
現地時間5月28日夜。打ち上げ前の最終確認に近い「static fire / hotfire test」の最中、発射台付近が突然、巨大なオレンジ色の火球に包まれた。夜空を照らす炎の映像はSNS上で一気に拡散され、「想像の3倍はヤバい」「映画の爆発シーンかと思った」「ベゾスさん、またしても大花火」と話題になっている。
人的被害は確認されていない。従業員は無事とされ、今回の試験時点では衛星も搭載されていなかったため、Amazonの衛星通信計画「Project Kuiper」の衛星そのものは被害を免れたとみられる。
一方で、発射台設備には大きな被害が出た可能性がある。現地報道では、発射台周辺の落雷塔の一部が倒壊したとの情報もあり、Blue Originは原因調査と設備確認を進めている。
New Glennは、Blue OriginがSpaceXに対抗する主力機として開発を進めてきた大型ロケットだ。全長は約98メートル、320フィート級。AmazonのProject Kuiper衛星群の打ち上げや、NASA関連ミッションでも活用が期待されている。
その重要ロケットが、打ち上げ前の地上試験でまさかの巨大火球。人的被害がなかったこともあり、SNSでは深刻な事故報道というより、宇宙開発の派手すぎるトラブル映像として受け止める声が目立つ。
ネット上では、
「SpaceXの爆発テストより派手じゃないか」
「無人で本当によかった」
「爆発動画だけ見ると完全に映画」
「ベゾス対マスクの宇宙レース、また話題を作ってきた」
「rough dayどころじゃない、フロリダの夜が燃えてる」
といった反応が広がっている。
Blue Originにとっては、もちろん笑い話ではない。New Glennは、Amazonの衛星インターネット計画を支える重要な打ち上げ手段であり、SpaceXが先行する商業宇宙開発分野で存在感を示すための切り札でもある。今回の爆発で、打ち上げスケジュールや発射台の復旧計画に影響が出る可能性がある。
ベゾス氏は、根本原因の特定にはまだ時間がかかるとしたうえで、調査はすでに始まっていると説明した。さらに「very rough day」としながらも、必要なものは再建し、飛行再開には十分な価値があるという趣旨の前向きな姿勢を示している。
宇宙開発は、成功映像だけで進む世界ではない。燃焼試験、打ち上げ、着陸、再使用。そのどこかで異常が起き、失敗を分析し、次の試験へつなげる。SpaceXも過去に多くの爆発や失敗を重ねながら、現在の打ち上げ実績を築いてきた。
ただ、今回のNew Glennの爆発は、とにかく映像のインパクトが大きい。夜空を一瞬で染める巨大火球。ベゾス氏の宇宙開発には痛手だが、SNS上では「今年いちばん派手な宇宙ニュース」として拡散されている。
今後は、爆発原因の特定、発射台設備の復旧、New Glennの次回打ち上げ時期、Project Kuiperへの影響が焦点となる。
ベゾス氏にとっては、かなり荒れた一日だった。
それでも宇宙開発は、燃えて終わりではない。燃えた理由を突き止め、直し、また飛ばす。次にNew Glennが発射台へ戻る時、今回の“大花火”が失敗談で終わるのか、反転のきっかけになるのかが問われる。
編集部まとめ
ジェフ・ベゾス氏率いるBlue Originの大型ロケット「New Glenn」が、フロリダ州ケープカナベラルでの静的燃焼試験中に爆発した。
人的被害は確認されておらず、衛星も搭載されていなかったとみられる。
New Glennは全長約98メートルの大型ロケットで、AmazonのProject KuiperやNASA関連ミッションでの活用が期待されている。
発射台設備には被害が出た可能性があり、落雷塔の一部倒壊が伝えられている。
今後は、爆発原因の調査、発射台の復旧、打ち上げ再開時期が焦点となる。
この記事の要点Q&A
Q1. 何が起きたのですか。
Blue Originの大型ロケット「New Glenn」が、フロリダ州ケープカナベラルでの静的燃焼試験中に爆発しました。
Q2. 人的被害はありましたか。
人的被害は確認されていません。
Q3. 衛星は搭載されていたのですか。
今回の試験時点では、衛星はまだ搭載されていなかったとみられます。
Q4. New Glennとは何ですか。
Blue Originが開発する全長約98メートルの大型ロケットです。Amazonの衛星通信計画「Project Kuiper」やNASA関連ミッションでの活用が期待されています。
Q5. なぜSNSで話題になっているのですか。
夜空を染める巨大な火球の映像が強烈だったためです。人的被害がなかったこともあり、宇宙開発の派手なトラブル映像として拡散されています。
Q6. 今後の焦点は何ですか。
爆発原因の特定、発射台設備の復旧、New Glennの打ち上げ再開時期、Project Kuiperへの影響です。

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